子供に料理をさせるのが嫌な理由といえば、失敗するかもしれないというネガティブな予想です。
料理させたいけど失敗するのがめんどだから、先回りして手を貸してしまう人も多いのではないでしょうか。
でも失敗は悪いことではありません。
自分で一生懸命考えた上での失敗ならば、むしろ見守ってやらせてみよう、と今回は次男にパスタを丸投げしてみました。
こんな方におすすめ
- 子供に料理をさせてみたいけど失敗しそう
- 子供が料理をしたがっているけど面倒
- おうちで何か体験させたい
小学生のお子様向きの記事です。
そろそろお料理デビューかな?と考えている人は失敗させることのメリットも是非知っておきましょう。
Contents
【子供に料理を失敗させる】失敗パスタができました

ほぼ料理未経験の次男にパスタをいちから作らせてみました。
結果、なんか違うカルボナーラと、味の薄いイカの冷静パスタが完成。
食べれないこともない微妙な失敗をしてくれました。

- パスタを表示時間通りに茹でる
- パスタが茹で上がる3分前にミックスベジタブルを一緒に入れて茹でる
- 茹で上がったらザルにあげて水をかけて麺をしめる
- ボウルにトマトやレタス、コーンなど好きな野菜をいい感じに切ってスタンバイ
- パスタの水気を切ってボウルに入れたら、好きなドレッシングをかけて混ぜる
- 味見して塩胡椒で味を整える


次男にパスタを作ってもらった経緯
長男は料理が好きです。
次男もおそらくやってみたいけど、素直でストレートに気持ちを伝えるのが苦手なようです。




心の中ではパスタかー。失敗するだろうな。
とは思ったものの、本人のやる気を尊重したいと思ったのでやらせました。


早すぎやろ!と思ったものの、そういえばこの人無駄に迷わないんだった、と性格を再認識させられました。
時間があるだけ調べて「あれもいい!」「これも捨てがたい」と悩む長男とは真逆です。
そして決まったパスタがカルボナーラ!
お料理が好きな人なら一度は失敗したことがあるであろう、あの伝説メニュー、「カルボナーラ」です。
止めはしません。
むしろ失敗して何かを学んでほしい。
レシピをメモ

兄が何度も失敗するのを見ている次男、何でもそうですが容量よく失敗を避けるんですよね。
いつも料理中にレシピがわからなくなって焦る兄を見てきたので、ネットのレシピをもくもくと写していました。
単純作業は得意なようです。
ネットで調べて自分なりにまとめる 、というのもいい勉強になっている気がします。
【子供に料理を失敗させる】失敗の原因とは?

今回失敗した原因は、ネットで検索したものを転写した後私が確認しなかったから。
おそらく牛乳20ccを200ccと写し間違えたんではないかと。
カルボナーラは火を入れすぎてパサパサになって失敗するパターンが多いですが、水分量を間違ったためシャバシャバで味が薄いスープパスタになりました。
失敗こそが目的のひとつ
子供に料理をさせると勉強できることが3つあります
- 自分で工程を覚える→思い出す→行動に写すという勉強
- 失敗しないように気をつけたり工夫したりする勉強
- 失敗したら原因を考えて次に生かす勉強
つまり失敗してもらわないことには勉強できることがひとつ減るのです。
わざとの失敗は好ましくないですが、たまたまやってしまった失敗は私としてはラッキーです。
失敗については
- なぜ失敗したのか
- 次はどうしたら失敗しないか
- 同じ失敗をしてしまった時にリカバリーできる方法はなかったか
について振り返ることが大切です。



【子供に料理を失敗させる】次失敗しないためには?

失敗を反省しつつ、次同じ失敗をしないためにはどうしたらいいでしょう。
まずは原因を一緒に考えて、どうしたら良かったかについて子供に質問してみるといいでしょう。
今回の次男の失敗は、ネットで見つけたレシピの転記ミス。



次男は言葉にするのが苦手ですが、失敗を人一倍恐れるタイプなので、おそらく本人の中では失敗しないための工夫がいくつもできていることでしょう。
次男が口で工夫について言えなかったので、代わりに私が考えたものを言語化してみました。
ネットではなく本を参考に
ネットのレシピは素人でも初心者でも、極端に味覚が一般的でない人でも、誰でも公開できます。

ネットで見つけたレシピがおいしいかどうか、口コミなどをみて信頼性を確認する必要があるということです。
さらにネットではいつでも編集や削除ができるため、後で見返すことができなくなる可能性もあります。
一方本なら著者や出版社が責任を持って出版されたものなので、おいしいレシピだという信頼性がありますよね。
いつでも読み返すこともできるし、わかりやすい表現で書かれています。
本の選び方
子供の性格によって、選ぶ本を決めましょう。
たくさんあっても悩まずに決められる次男にはこの本がいいと思いました。
レシピが簡素化されているので、初心者には田レンジしやすいものばかりです。
目移りしすぎてあーでもないこうでもないと迷い続ける長男ならレシピ数の少ないこんな本。
パスタのレシピはボロネーゼやカルボナーラなど基本的なものが数種類。
パスタだけでなくアヒージョやバーニャカウダ、さらにはデザートまで載っているので、パスタはレシピをもなくても作れる私のも楽しめるボリューミーな内容です。
ハーブやパスタの種類も写真入りでわかりやすく解説されているので、お料理が好きな子にはこういったゆくゆくは本気で取り組めるレシピ本がおすすめです。
一つのことについて詳しく書かれているのか、それとも一つずつについての記述が簡素なのか、それだけでも本を選ぶ基準としては十分な気がします。
小学生くらいなら子供向きの本を与えるよりも、大人用の一般的なレシピ本を私はお勧めします。
これならどんどんろう理が上手くなりますし、ちゃんと文章を理解する力もつきます。


あわよくば旦那さんがお料理を覚えてくれるきっかになるかもしれませんので、レシピ本を買うなら大人用を是非。
道具もあえて大人用を使ってもらう
何度か子供に料理をさせてみてわかった失敗の原因、それは子供用の調理器具です。
包丁にまな板に、手が切れないピーラーなんかもありますよね。

嬉しがって買ってみたことがありますが、大人の私が試しに使ってみると、切れ味が悪すぎて、変なところに力が入って危ないんですよね。
包丁は大人用のものを持たせて、手が切れることもある危ない道具だと教えることも必要です。
小さい手には持ちにくそう、と感じたら、大人が使う果物用のペティナイフを与えてみるのがおすすめです。
私がおすすめしたいのがこちら。
切れ味はもちろんいいんですが、軽くて疲れにくいんです。
子供は飽きるのも早いので、少しでも楽なものを使わせてあげたいですよね。
【子供に料理を失敗させる】まとめ
子供がもしも料理をやりたがったら、是非お買い物から後片付けまで丸投げしてみてください。
親がやっている料理の手伝いをするのではなく、できる限りの予習や準備をサポートしてあげましょう。
モチベーションを保つためには自分で何を作るか考えることを提案してみてください。
ネットではなく確実な情報がいつでも読み返せる本を用意しておくほうが失敗も少ないです。
ここまでした上での失敗ならば、料理から学ぶことも多いはず。
わざと失敗させるのはよくないですが、もし失敗した時は学びのチャンスと気軽にトライさせてみましょう。