大規模マンションに引っ越して1ヶ月くらい経ったある日、階下にお住まいの方からピンポンが。
「引っ越してきた日からずっと足音が気になっているのでなんとかしてもらえませんか?」と。
2重天井って聞いてたから油断してた…
後ろめたい気持ちで調べに調べて、防音性に優れたじゅうたん「サンシンフォニー」を敷くことにしました。
その後2度目の「なんとかなりませんか?」はなく、7年経過しました。
階下への足音が気になっている方にぜひお勧めしたいじゅうたんです。
【サンシンフォニー口コミ】絨毯で足音対策できるの?
じゅうたんは防音性能が数値化されているのはご存知でしょうか?
じゅうたんには遮音等級という数値があり、サンシンフォニーはじゅうたんでは最高級のLL35!
そろそろポリエチレンのパズルマットから卒業したいな、とお考えの人ならサンシンフォニー一択です。
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サンシンフォニーの特徴
裏面にはポリウレタン樹脂が使用されていて、通常のじゅうたんと比べてふわふわした感覚が衝撃を吸収してくれます。
よく転ぶ赤ちゃんにも安心やねん。
ポリウレタン樹脂は衝撃吸収だけでなく断熱性もあるので、冬になんとなく過ごしやすいのも嬉しい特徴です。
裏面は吸着性があるので、敷いていてズレるのが気になったことはありません。
カラーは3色展開です。
・オフホワイト
・黄色っぽいベージュ
・グレー
全部無難な色なので、どんなインテリアにもなじみます。
サンシンフォニーおすすめの敷き方
我が家がサンシンフォニーを敷いて後悔したことは、リビングとダイニングに地続きに敷いてしまったことです。
4mくらいを1枚のじゅうたんで敷き詰めてしまったため、簡単に買い替えができなくなってしまいました。
できるだけ小分けに敷くのがおすすめ
ダイニング部分は食べこぼしですぐに汚くなりました。
じゅうたんの上にダイニング用のビニール製の防汚シートを敷いていましたが、じゅうたんが柔らかいためイスとテーブルの脚が沈みます。
さらにじゅうたんの上に滑りのいいビニールを敷くとなると、やっぱりずれるんですよね。
ダイニング側だけはがすのは難しく、しかも一番食べこぼす時期だったので、大いに掃除させられることになりました…
サンシンフォニーは丸洗いできませんので、我が家の場合はリビングとダイニングを2枚に分けて敷くべきでした。
家具の下に敷くべきではない
サンシンフォニーは裏面がウレタン素材なのでふわふわしています。
薄くて背の高い壁面用の棚を壁一面に設置しようとしたら業者の方に
「このじゅうたんの上は不安定になるから棚の設置をおすすめできない」
と忠告されました。
でも簡単に剥がせず、実際に設置してもらうと本当に棚がぐらぐらでした。
持って帰ってもらうわけにもいかず、棚の下に名刺サイズまで折りたたんだ新聞紙をかまして、天井には地震対策用の突っ張り棒を使い、無理に設置してもらいました。
転倒しやすそうな背の高い家具は置かへん方がベターやな。
【サンシンフォニー口コミ】メリット
メリットはなんといってもふわふわした感触です。
お客さんが来ると、ふわふわすぎていつもびっくりされるほどです。
メリット①防音効果
1番のメリットは防音効果です。
実際に階下に行って確かめたわけではないのですが、足音は見違えて軽減されました。
他にもこんなことが気にならなくなります。
- 椅子を引く音
- スプーンなど硬いものを落とした音
- ピアノの音
商品ページによるとピアノの下に敷くといいらしいで。
ピアノ弾かんから知らんけど。
メリット②クッション効果
サンシンフォニーはふわふわしているので、転んだ時などの衝撃も吸収してくれます。
適度に弾力があるので、歩きやすさにも定評があります。
- 赤ちゃんの転倒防止
- ご老人の転倒リスクも軽減
- ペットも快適
引っ越してきた当時次男が1歳だったので、このふわふわに何度も助けられています。
小型犬など、フローリングだと滑ってしまいがちですが、サンシンフォニーならわんちゃんの足にもやさしいですね。
メリット③吸着効果
サンシンフォニーの裏面はウレタン樹脂なので、フローリングにしっかり吸着してずれません。
しばらく敷いておくと剥がすときに力がいるほどしっかりくっついています。
吸着でくっついているだけなので、粘着物がくっついて取れないなどの嫌な感じもしません。
メリット④他の絨毯とさほど値段が変わらない
サンシンフォニーは高機能ですが、案外お手頃価格何です。
販売店により価格は違いますが、6畳で30,000円程度のお値段で購入できます。
これなら例えば子供がある程度大きくなるまでの期間限定で敷くのもアリなのではないでしょうか。
【サンシンフォニー口コミ】デメリット
サンシンフォニーは残念ながら丸洗できません。
ネットを見ていると絨毯をお風呂場で洗って数日かけて乾かしている人もいるようですが、サンシンフォニーは裏面が分厚いウレタン樹脂なので通気性が悪く、洗うと2度と乾かないような気がします。
デメリット①汚れたときに困る
サンシンフォニーの最大の弱点は、直接洗えないこと。
小さいお子様の足音対策でサンシンフォニーを検討する人が多いと思いますが、子供が小さいと汚すのもあっという間なんですよね。
汚れそうな部分とそうでもない部分は分けて敷いた方が交換しようと思ったときに楽です。
洗えない代わりにお手入れする方法をこの後解説します。
デメリット②アトピー体質には厳しい
サンシンフォニーに限らず、アトピー体質の子供にとってじゅうたんは強敵です。
我が家も次男がアトピー体質で、小児科の先生にもじゅうたんを止めるように勧められたのですが、じゅうたんをやめれば引っ越ししなくてはならないと考えていたので我慢しました。
できる対策といえばこんなこと
- 掃除機を念入りにかける
- じゅたんの上にキルティングのマットを敷く
- ダニ対策グッズを導入する
こちらは絨毯とフローリングの間にはさんで、ダニを誘引するシートです。
3ヶ月間使えるので、しょっちゅう変える手間もなく簡単です。
日本アレルギー協会も推奨しているものなので、効果は期待できるのではないでしょうか。
デメリット③ウレタン樹脂は劣化する
こちらは6〜7年ほど子供部屋にしいているサンシンフォニーの裏面の劣化具合です。
左》入り口付近…ふちかがり処理の境目から裏のウレタン部分が避けてきている
右》ほとんど踏まない部屋の隅っこ…ほぼ踏んでいないせいかまだまだふわふわ
生活の主となるリビングでは、同線となる通り道が3〜4年ほど経ったくらいで劣化してきました。
裏面なので気にならないのですが、たまに足が当たってめくれるようになりました。
我が家では、家族が揃うリビングだと5年くらいがサンシンフォニーの寿命でした。
子供部屋ではほとんど劣化せず、食事をしないのでほとんど汚れることなく、7年たった今もドアの部分以外は劣化していません。
場所によって寿命はずいぶん変わってくるようです。
サンシンフォニーはどうやって洗うの?
メーカーによるメンテナンス方法は3種類。
- 掃除機を丁寧にかける
- 拭き掃除(月1回)
- カーペットシャンプー
詳しくはこちらをご覧ください。
我が家の掃除の方法は2種類です。
【ジュースなどをこぼしたときの絨毯の掃除のやり方】
用意するもの
・縦に半分に折ってくるくる巻いたタオル(雑巾として使います)
・掃除用の柄のないブラシ
・洗剤を500倍の水で薄めたスプレー
・水の入ったスプレー
手順
①こぼした液体をタオルで叩いてできるだけ水を吸い取る
②500倍程度に薄めた洗濯用洗剤をスプレーで吹き付ける
③タオルで叩いて洗剤と汚れをできるだけ吸い取る
※汚れがスッキリするまで繰り返し
④水を吹き付け、タオルでたたいて汚れを拭き取る(すすぎ)
※洗剤がなくなるまで繰り返し
⑤ドライヤーで乾かす
タオルは常に乾いた部分を使いたいので、使い古しを数本くるくる巻いてストックすると便利です・
叩くときにはブラシを使うと繊維の間までタオルを押し付けることができ、効率的です。
【なんとなく匂いや汚れが気になったときの掃除のやり方】
用意するもの
・重曹
・掃除機
手順
①重曹を全体に振りかける
②絨毯に擦り付ける
③一晩ほど放っておく
④掃除機で吸い取る
重曹を振り撒いて掃除機をかけるまでは部屋に入れないので、家族がいない日が狙い目です。
少し時間が必要ですが、たまに重曹で汚れをリセットするとスッキリします。
最近では水が吸える掃除機が出てんねん。
これあったらめちゃ簡単やん!
絨毯だけでなくソファや布製の椅子、車のシートなどにも使えます。
洗えないと思っていた布製品もきれいな水を噴射しながら吸引するのですっきりきれいになりますよ。
小さいお子様のいるご家庭ではかなり重宝するのではないでしょうか。
【サンシンフォニー】いい口コミが多いのは?
いざ買おうと思っても取り扱っているお店がたくさんあるんですよね。
私がおすすめしたいお店はお部屋の大将です。
評価の高い口コミが多い理由はこんなこと。
- 好きなサイズにカットしてくれる
- カットした縁を好きな色の糸(全10色)でかがってくれる
- 自動見積もりで価格がわかりやすい
- 無料サンプルがもらえる
カットはしてくれるけど縁かがりまでやってくれるお店があまりないんです。
小さいサイズにもカットしてくれるので、ピアノの下に敷きたい人に特に人気のあるお店です。
最後に~早めにサンシンフォニーを敷いて防音対策をしておこう
カンガバックの絨毯サンシンフォニーは裏面が分厚いウレタン樹脂になっているため、ふわふわした素材で足音や家具の移動などの音を軽減してくれます。
フローリングと比べると、メリットデメリットは以下の通り。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
サンシンフォニー | 衝撃を吸収してくれる 階下への足音などが軽減される 滑りにくい | お手入れが大変 丸洗ができない アレルギーっ子には向かない |
フローリング | 掃除が簡単 | 傷がつくと修復が困難 赤ちゃんやペットは歩きにくい |
デメリットも多いサンシンフォニーですが、階下への生活音が気になるならデメリット以上のメリットがあります。
サンシンフォニーは裏側のウレタンが劣化するため5年前後が寿命ですが、汚れや模様替えなどで敷きかえることを考えて、リビングとダイニングを2枚に分けて敷くなど、小分けで敷くのがおすすめです。
階下の方からご注意をいただくとお互いに気にし過ぎてしまうので、対策は早めにして置くのがおすすめです。
アレルギーや食べこぼしなどが気になる場合、一緒にリンサークリーナーを買っておくと安心です。
気になる方は無料サンプルを取り寄せて、実際に踏んで試してみてはいかがでしょうか。
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