圧力鍋はお持ちですか?
簡単に説明すると圧力鍋とは、硬いものを短時間で柔らかくするのに向いている調理器具です。
私は邪魔だから買うのを渋っていたんですが、いざ買ってみるといろんな使い方ができてお料理が余計に楽しくなりました。
こんな方におすすめ
- 今すごく圧力鍋が欲しい
- 圧力鍋でどんなことができるのか知りたい
- 圧力鍋の選び方が全然わからない
- 料理が大好き
圧力鍋の便利な使い方
まずは圧力鍋の便利な使い方についてです。
【カレーが時短になる】
具を先に圧力鍋で柔らかくしてルーを入れる、という作り方でかなり時短に作れます。
コトコト煮込まないのでスパイスの風味や香りが楽しめるカレーになりますよ。
【蒸し野菜を気軽に】
野菜を時短でふっくら仕上げることができるので、栄養素を必要以上に逃すことなく色鮮やかに仕上がります。
硬い根菜もしっかり柔らかになるので、野菜が好きになっちゃいますね。
【豚の角煮がホロホロに】
私が圧力鍋で作りたかったメニュー1位が豚の角煮です。
煮崩れる間も無くしっかり柔らかく仕上がるので、誰かの胃袋を掴みたい人は絶対マスターしたい一品。
【さんまの甘露煮が骨ごとイケちゃう】
魚の骨って食べれるんだ!とびっくりしたのがこのメニュー。
骨ごと食べられるなんて、栄養価への期待値がアップしちゃいますね。
圧力鍋のマニアックな使い方
圧力鍋の説明書にレシピがたくさん載っていて、買った当初普段は読まない説明書を熟読してしまいました。
私がやってみて感動した、マニアックだけどおすすめしたいメニューをご紹介します。
ご飯が炊ける
普段炊飯器に頼っていて必要がない人が多いかもしれませんが、実は美味しいご飯が簡単に炊けます。
浸水しなくていいので、お米を研いでから「いただきます」までがすごく早いのが魅力です。
我が家ではご飯を土鍋で炊いていて、3合までしか炊けないので、どうしてもたくさん炊きたい時は圧力鍋です。
土鍋は急に割れるかもしれませんし、炊飯器だって調子が悪くなることがあるかも知れません。
停電したけどガスは使える、なんて時に使えますね。
トラブルにも柔軟に対処するために、圧力鍋を使ったご飯の炊き方を覚えておくと安心です。
自家製みそを作れる
味噌の材料は大豆と麹と塩です。
味噌はスーパーでいつでも買えますが、自家製の味噌のいいところは自分好みの味に調整できるところ。
手間も時間もかかりますが、楽しく美味しく作れますのでぜひ一度作って見て欲しいです。
【自家製みその作り方】
- 大豆を圧力鍋で柔らかく煮る
- 大豆を潰してペースト状にする
- 麹と塩を混ぜて容器に詰め、カビが生えないように処理して半年程度寝かせる
麹の量によって甘さが変わってきます。
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私はこちらの記事を参考に作りました。
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[st-kaiwa1 r]私は麹の量多めで甘めが好き。[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa5]お砂糖じゃない甘さって、イイ![/st-kaiwa5]
機会があれば是非一度作ってみてください。
甘さ控えめのあんこが作れる
あんこは買うものと思っていたのですが、あずきを買い置きしておけば使いたい時に圧力鍋で簡単に作れます。
一晩水に浸してから柔らかく煮て、砂糖を加えてさらに煮るだけ。
甘さもツブ感も自分のお好みでカスタムできる、オリジナルのあんこが簡単に作れますよ。
[st-kaiwa5]甘さ控えめのあんこ、イイ![/st-kaiwa5]
[st-kaiwa1 r]お砂糖減らすと日持ちしないから小分け冷凍がおすすめ[/st-kaiwa1]
一時期お砂糖の代わりに麹で甘くする発酵あんこにもハマりました。
小倉トースト・鯛焼き・あんみつ、鏡開きの時にはお汁粉など、あんこが炊けるといろんなものが美味しく食べられます。
ジャガイモを蒸し置きできる
ポテサラは一般的にジャガイモを湯がきますよね。
それだとどうしても水っぽくなりませんか?
圧力鍋を買ってからは、ジャガイモを圧力鍋で丸ごと加圧して柔らかくし、それを潰してポテサラやコロッケにするのがマイブームになりました。
あらかじめ加熱前に包丁で一周ぐるっと切れ込みを入れておけば、加圧後にツルッと皮が剥けます。
[st-kaiwa1 r]野菜をほくほくに蒸すのは圧力鍋の得意技。
大人用の蒸し野菜作るついでに離乳食も、って使い方もアリ![/st-kaiwa1]
[st-kaiwa5]離乳食めんどくさいからついでの時に作り置きできるなんてイイ![/st-kaiwa5]
煮豆にも気軽にチャレンジできる
煮豆は完成品を買うもの、と当たり前に思っていました。
圧力鍋を買ってからは自家製煮豆のとりこになり、乾物の豆をコレクション楽しむほどになりました。
[st-kaiwa1 r]うずら豆にとら豆、パンダ豆なんてのもあってカワユイねん[/st-kaiwa1]
豆は食物繊維が豊富ですし、種類もたくさんで選ぶのが楽しいですし、自家製なら甘さの調整も簡単です。
コトコト煮るのも嫌いじゃないのですが、しょっちゅう煮るのも面倒だし、まとめてたくさん煮ると砂糖を控えた分日持ちしない。
でも圧力鍋があれば気軽に短時間で煮れるので、食べきれそうな分ずつ調理するようになりました。
煮豆は主役にはなりませんが、小皿に数粒箸休めに出したり、お弁当の端っこに入れたりするのにちょうどいいですよね。
ややこしい部位の肉にもチャレンジできる
近所のスーパーで毎週火曜日に「豚なんこつ」という部位が売られています。
以前は調理する自信がなかったのですが、圧力鍋を買ってからは得意メニューになりました。
[st-midasibox title=”コラーゲン大量摂取♡豚なんこつ煮” fontawesome=”fa-file-text-o faa-float animated” bordercolor=”#757575″ color=”” bgcolor=”#FAFAFA” borderwidth=”” borderradius=”5″ titleweight=”bold” myclass=””]
【材料】
- 豚なんこつ…1〜1.5キロ
- ゴボウ…1〜2本
- 生姜…少し
- ネギの青い部分…少し
- 料理酒…大さじ3
- みりん…大さじ3
- 砂糖…大さじ3
- 醤油…大さじ4
- 豚なんこつを茹でこぼします。(圧力なし)
- 1と醤油以外の材料を全て入れ、ひたひたの水を入れ、45分〜60分加圧します。
- 好みの硬さになったらゴボウを加え、味見をしながら醤油を加えて煮詰めます。
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他にも牛すじや砂肝の硬いところもガンガン調理できちゃいます。
[st-kaiwa1 r]砂肝も私のオハコ
下処理とかが面倒な人は一度こちらをチェックしてみて[/st-kaiwa1]
頑張るのやめます。ガサツな砂肝の下処理方法
2019年06月27日
豚の角煮もトロトロに、鶏もも肉もホロホロに、とにかく歯がいらない系のお肉料理がどんどん量産できてしまいます。
圧力鍋のおすすめ品
圧力鍋が欲しいけどなかなか買う気になれなかった理由の1つに価格差があります。
「圧力鍋」と漠然と検索してみると、3,000円くらいのものから高いものだと50,000円以上するものも。
圧力鍋に関しての知識が全然なかった私からすると、なぜそんな価格差があるのかわかりませんんし当然選び方もわからず、めんどくさいからやっぱりいらない、と購入に至るまで何年もかかりました。
圧力鍋の種類について
種類が分かれば、欲しいと思った圧力鍋のメリットやデメリットについて簡単に知ることができて便利ですね。
簡単に3つの特徴についてあげてみました。
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蓋の仕様について
おもり式とスプリング式があります。
- おもり式…圧がかかるとシュシュシュと音がなるタイプ
- スプリング式…圧がかかっている最中も音が静かなタイプ
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作動圧力について
一口に圧力鍋と言っても調理中にかかる圧力の強さは違います。
- 作業圧力が高い…肉や魚を短時間で柔らかに
- 作業圧力が低い…煮崩れしにくく、ふっくら仕上がる。
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本体の素材について
- ステンレス…傷がつきにくくお手入れが楽。じっくりコトコト系が得意
- アルミ…短時間で調理が可能。軽い。基本的にガス火のみに対応。
- 全面多層構造…ステンレスの間にアルミを挟んでいるのでいいとこ取りで機能的
全面多層構造は高機能な分お値段が張ります。
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それぞれのメリットとデメリットを考えて、妥協できる部分を探しましょう。
圧力鍋のおすすめ品はこれ
私が使っているのはT-falエクスペリアンスです。
- 蓋にタイマーがついていて、火を止めたり蓋を開けたりのタイミングを音で知らせてくれる。
- メニューによって作業圧力が4段階切り替え可能
圧力鍋デビューするにはじゅうぶんすぎるほど簡単に使えています。
ただこちらはお店でしか買えないので、興味がある方はホームページにてチェックしてください。
ネットで買いたい人に向けて、次に買うならどれがいいかなという目線で選んでみました。
【フィスラー圧力鍋ビタクイックプラス4.5ℓ】
- スプリング式
- 作業圧力は火力により低圧・高圧に調整可能
- ステンレス製
圧力鍋といえばフィスラー!とイメージする人も多い有名メーカーの一番人気シリーズです。
メリット | デメリット |
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パッキン類もアマゾンで簡単に買えるので、急に調子が悪くなったときにも安心です。
洗いやすくて静かというのは日常使いする上で重要で、初心者でも毎日使いたくなりますよね。
鍋厚がかなりしっかりしているのでその分重厚感がありますが、安定感があるととるのかデメリットと取るのかはその人次第です。
自然放置で圧を抜くのが基本の使い方なので、安全レバーなどで無理やり圧を抜くと汁が吹き出る現象が起きるようです。
圧力鍋はメーカーや種類によって使い方が全然違うので、取扱説明書を読みながら作業しましょう。
【マイヤー圧力鍋ハイプレッシャークッカー4.0ℓ】
- おもり式
- 超高圧
- ステンレス製
フライパンや鍋など、調理器具の老舗メーカーの人気圧力鍋です。
メリット | デメリット |
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鍋をたくさん扱うだけあって、圧力鍋を普通の鍋としても使えるのが魅力です。
[st-kaiwa1 r]私もパスタ茹でたり出汁とるのに圧力鍋の本体部分使ってるねんけど、重いねん[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa5]本体が重いのに大きいお鍋に水がたっぷり入ると運ぶのが大変。
軽いって高感度高いわね。[/st-kaiwa5]
作業圧力の高さは加圧時間2分で炊飯できるほどで、塊肉や魚を骨ごと調理する使い方メインになるならこの圧力鍋が断然おすすめです。
圧力鍋の寿命はどのくらい?
圧力鍋本体の寿命は長いのですが、蓋に使われているパッキンが劣化すると香っ感が必要です。
パッキンの寿命は仕様頻度にもよりますが大体1年程度で、1年経っていなくてもなんとなく圧の掛かりが悪くなったら交換しておきましょう。
- 亀裂がある
- 硬い
- 加圧中蒸気が漏れる
- 使いはじめて1年以上経っている
- なんとなく失敗する回数が増えた
こう言った症状が出だしたら交換のサインです。
[st-kaiwa1 r]私はおせち作る時にパッキン新調するねん[/st-kaiwa1]
知らないメーカーの安価な量産品だとパッキンの入手が難しいため、長く使う予定なら実績の長い名の知れたメーカーを選びましょう。
圧力鍋の使い方まとめ
圧力鍋のいいところ
- 短時間で中までしっかり火が通せる
- 調理時間が短縮できるので難しいことにも挑戦できる
- 容量が大きいので圧力をかけずに大きい鍋としても使える
圧力鍋はメーカーや種類によって使い方や特徴が全然違います。
これから圧力鍋の購入を考えている人は、まず圧力鍋で作ってみたいメニューをリストアップすると選ぶヒントになりますよ。
圧力鍋は普通の調理器具と違い高価ですし置き場所の確保も考えなくてはいけませんが、買ってからは料理をするのがますます好きになりました。
この記事を最後まで読んでくださったあなたに、ぴったりな圧力鍋が見つかりますように。
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