トイレの茶色いこびりつき汚れ、何やっても取れないけど放っておくとなんだか汚らしい。
だけでなくどうやら臭いや菌の温床になるらしい…
「やすりで取れるらしい」とうわさで聞いて調べてみると、すごく面倒な割に便器のコーティングをはがしてしまうからよくない、という話も。
この記事では私が試した、やすりよりもっと簡単な方法で尿石や水垢などを落とす裏ワザを解説します!
なかなか落とせない水回りの汚れが気になっている人は必見です!
尿石をやすりで落とす方法とは?
尿石とは、尿に含まれるカルシウムが時間とともに石灰化してしまった汚れです。
黄色や茶色のなかなか取れない汚れが尿石です。
放っておくとどんどん硬くて大きくなってしまう厄介な汚れで、悪化するとくさいにおいの元になることも。
そんな中「尿石はやすりで落とせる」という噂を聞いて調べてみたらこんな方法でした。
【やすりで尿石を落とす方法】
1. 1000~2000番程度の耐水サンドペーパーで尿石の表面だけに傷をつける
2. 尿石用洗剤をトイレットペーパーにしみこませて汚れに貼り付ける
3. 数分~1時間程度放置してから歯ブラシなどでこすり落とす
尿石用洗剤はサンポールがおすすめ。
まとめると、サンポールを普通に使っても取れない場合はやすりで表面に傷をつけてサンポールをしみこませやすくしましょう、ということです。
ですがこの方法、あまりお勧めできないんです。
尿石をやすりで落とすのがおすすめできない理由
やすりで尿石を落とすのに間違った方法で掃除をすると便器表面のコーティングをはがしてしまう恐れがあります。
最終手段として慎重に行わないといけない方法なのですが、「やすりで尿石が落とせる」という部分だけ聞いて、やすりで尿石をこそげ落とすと勘違いする人も多いようです。
例えば間違って目の粗いやすりで汚れを直接こそげ落とそうとしたり、適当にやすりでこすって便器を傷つけてしまったりするリスクがあるため、やすりはおすすめできません。
やすり不要!尿石を簡単に落とす方法
私が見つけた、やすりを使わない方法がこれ!
ピカスティックです!
尿石も取れますが、水垢もお任せあれの頼りになるたたずまい!
でもこういうのの小さいやつ、100均で何度か買って試してはがっかりしてるんですよね。
本当にとれるの?と半信半疑でやってみました!
ちょっと見にくいビフォーアフターですが、どうぞ!
便器の尿石に!
まずは便器の淵の角の所に残った尿石汚れ。
こすり始めて数分で角の部分に広がっていた尿石が落ちました!
尿石とともにピカスティックの残骸がぽろぽろと。
こすっているうちにどんどん削れていくので、角の部分にフィットした形になってくれます。
手洗いボウルの穴に!
トイレタンクの手洗いボウルの水が流れていく穴、断面が真っ黒だったんですよね。
これは仲が暗いからではなく、普通に汚れがびっしりついています。
狭くてこすりにくいですが、こちらもなんとなくきれいになりました!!
気が済んだからやめたけど、後で見たらもうちょい頑張りたい。
蛇口の根本に!
洗面台の蛇口、壁側の狭いところの目が届かず、気が付けば汚れが残っていました。
ここ!すごくきれいになったんです!
この部分、壁から近くてピカスティックを握った状態の手ではうまく擦れなかったのでこうしました。
ピカスティックの破片を指にセット!この状態なら少し狭いところでも大丈夫!
小さくてもしっかり磨けますよ。
オーバーフローの断面に!
洗面台といえば高い位置についている楕円形の穴、その名もオーバーフローです。
油断すると汚れて、しかも掃除しにくい…でも大丈夫!
断面の普通の掃除で取り切れない水垢も、口ひげみたいな汚れもピカっと取れました!
トイレの尿石が取れるピカスティックの取り扱い方法
ピカスティックは尿石だけはなく、水回りのいろんな汚れに使えます。
すごくもろい軽石のような感触でこすると砕けて汚れを落とせます。
薬剤を使用しなくても水でぬらすだけでOKなので、ケミカルな臭いが苦手な人にも使いやすいです。
ピカスティックでできること
ピカスティックは主にトイレと洗面台に使えます。
2個イチやから1本トイレ用で1本洗面台用でええやん。
ピカスティックは以下の場所に使えます
・陶磁器(便器や洗面台)
・タイル
ピカスティックは以下の汚れが落とせます
・尿石
・黄ばみ・黒ずみ
・水垢
・赤カビ
簡単に削れるので、隙間や凹凸でも形と同じ形になってこすりやすいのも魅力です。
カッターナイフであらかじめ削って使うこともできますので、狭くて入らない淵裏も楽に掃除ができますよ。
削ったときに出る破片はこう↓
この小さいピカスティックを洗面台においておけば、オーバーフローや蛇口の根本など、水垢に気づいたときにすぐ掃除ができますよね。
ピカスティックの使用上の注意
ピカスティックが使えるのは陶磁器かタイルのみ、プラスティックや金属には使えません。
使用できる範囲が限定的なのがデメリットです。
手洗いボウルの蛇口の下側部分、気が付いた時には水垢が石化+緑青(※)が一周ぐるっとこびりついていました。
※緑青(ろくしょう)…排水管の銅パイプが酸化することで出るさびの一種。
その名の通りエメラルドグリーン、頑固で取れにくい汚れ
クエン酸だの重曹だのいろいろ試しましたが無理であきらめていたのですが、結果はこちら!
数年いろいろチャレンジして取れんかったのに、物の数分やん。
【蛇口の汚れについて】
使ったあとに気づいたのですが、金属加工されたものには推奨されていません。
使用の際には汚れのみこするようにして金属部分をこすらないように注意して自己責任でお試しください。
こういった石灰化した汚れには、ピカスティックよりカルシウム汚れ職人が便利です。
またピッカスティックを買ったナイフで削るときは少し注意が必要です。
【カッターナイフで削るときに気を付けること】
・細かい粉が散らばるので、屋外で新聞紙を敷いて作業がおすすめ
・粉で手が荒れるので、手袋をつけての作業がおすすめ
・拭き掃除で後処理すると傷になる恐れがあるので掃除機や柔らかいモップがおすすめ
最後にもう一つの注意点は、必ず水をしっかり含ませながら使うこと!
乾燥してくると傷になってしまうことがあるため、水の入った紙コップを用意したり、水を流しながら作業するのがおすすめです。
最後に~トイレの頑固汚れにはピカスティックがイチオシ
トイレの尿石汚れは頑固で取れにくいうえ、わんにょくしたところや淵裏など狭い部分は余計に取れにくい厄介な汚れです。
やすりで落とすには、便器にきずっをつけないよう慎重に尿石の表面に傷をつけて、サンポールをしみこませて根気強くこすり落とす方法があります。
ですがこの方法は便器のコーティングがはがれやすく、かえって汚れが付きやすい状態になりかねないため推奨されていません。
ピカスティックなら水にぬらして軽くこするだけで、陶磁器やタイルの尿石や水垢が簡単に落とせます。
頑固な汚れをやすりで落とそうと考えている人は、ぜひピカスティックを試してみてくださいね。
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[…] ピカスティックは別記事に使用感をまとめていますので、詳しくはこちらの記事をご覧ください。 […]