実演販売でおなじみの赤エプロン軍団が嘘みたいなギトギト油汚れを「どや!」とひと拭きで拭ってしまうパルスイクロス。
ひと目で気になりすぎて「だまされてもいいから試してみたい!」と購入したのをきっかけに、我が家では水回りに常備しています。
でもあのデモンストレーションを見て「嘘でしょ!?」と購入を迷っている人も多いですよね。
この記事では、赤エプロンじゃない私がパルスイクロスを普通の汚れで試してみてどうなのか、正直なところをレビューします。
きちゃないビフォー写真が出てきますので心の準備をしてからご覧ください
パルスイクロスとは?
パルスイクロスとは、すごく細い繊維でできたふきんで、水でぬらすだけで細い繊維でギトギトの汚れをからめとってくれる、というシロモノ。
とくに洗剤を使わなくてもさっとひと拭きで汚れが落とせて、しかも水で軽くすすげばパルスイクロス自体も簡単にきれいになる、という特徴があります。
スペックは以下の通りです。
1枚当たりの単価が高いですが、洗剤なしで時短で掃除ができるため、コスパはかなりいいと言えます。
パルスイクロスを使ってみました
水で濡らしてさっと拭くだけ、しかもそのあとすすげば簡単にきれいになるとか、そんな都合のいいものあるわけない!
と半信半疑でいろんな汚れを試してみました。
コンロのギトギト
まずはコンロのギトギトから。
結論から言うと、べたついてる汚れは、広告ほどではないものの、何回かこすれば簡単にとれました。
これまで食器洗い洗剤で泡まみれにして擦り、その泡をスポンジで拭う、という手順で掃除していましたが、パルスイクロスは水拭きだけでいいのでかなり手軽です。
拭くだけでいいならズボラな私でもしょっちゅう掃除できるやん。
こまめに掃除できるならこびりつく前に掃除ができそうね。
パルスイクロスは熱に強いレーヨンでできているため、魚を焼いた直後のグリルや、料理を終えた直後のコンロも掃除できます。
汚れが冷める前に掃除できるのも、掃除がしやすい理由の一つです。
換気扇周りの油汚れ
換気扇の周り、揚げ物をすると油がべっとり付着します。
普段はキッチンペーパーを何枚も使うか、捨てる予定のふきんで吸わせるかしてから掃除していました。
ですがパルスイクロスは油ギトギト汚れと相性がいいので、遠慮なく油を吸わせながら拭き取ることができます。
吸水性があるため、柔らかい汚れなら2~3往復で取れますし、少し時間が経ったべたべたの汚れでもほかのふきんより簡単に落とせます。
そして何よりも、使った後に洗うのが楽ちんなのがメリットですね。
使った後始末のレビューはこの後詳しく解説してます。
電子レンジの焦げ
電子レンジで拭きこぼして、放置してしまうと焦げ汚れになってしまうんですよね。
試してみたのですが残念ながら焦げ汚れは取れませんでした。
焦げ汚れは茂木さんのやつが取れるで!
【関連記事】
焦げ汚れは溶かすのが正解!茂木和也のコゲ落としジェルを使ってみた
ただし焦げ付く前の汚れは簡単に取れます。
拭きこぼしたあとにこまめに拭くことで、オーブンモードで汚れが焦げ付くのを防げます。
そして注目したいのが庫内の天井や壁なんですが、案外汚れているんですよね。
電子レンジを長時間使って湯気がこもるタイミングに、パルスイクロスでさっと天井や壁を拭いておくと清潔に保てます。
普通のふきんよりもささっと拭けるから楽ちんやねん。
網戸のホコリ
網戸の掃除、めんどくさくないですか?
パルスイクロスはキッチン用と思っていたのですが、毛足が長いため網戸の網目もしっかり繊維が入り込んで掃除ができます。
試してみたら、こうなりました。
今までエチケットブラシでこすってたんですが、パルスイクロスならホコリを吸着してくれるので周りに汚れが落ちません。
花粉が大量についた網戸も気軽に掃除できるので、網戸についた花粉が怖くて窓開けられないということもなくなります。
引き出しの謎汚れ
今回一番見て欲しいのが、キッチンのこちらの引き出しです。
引き戸部分と箱部分のねじをはずすと、底には謎の汚れが…
10年住んでて初めて外したら、大惨事やん…
油汚れなのか、何かをこぼしたのか、湿り気のある汚れがべったりついていましたが、パルスイクロスで一気に取れました。
写真右端がひと拭きした部分です。この後残りの部分もササっときれいになりました。
ついてに引き出しが入っていた部分もササっと拭いて
これまで細かく掃除したことがなかった引き出しがものの15分ですっきりしました!
使用後のパルスイクロスは簡単に洗えるの?
パルスイクロスを使ってみたいと思った理由の一つに、後始末の簡単さがあります。
水でゆすぐだけで簡単に汚れが落とせる、と赤エプロンの人が油性マジックを使って普通のふきんと比較していましたが、ちょっとこれは眉唾モノと思いませんでしたか?
試しに網戸掃除をした後のパルスイクロスに水をかけてみたのがこちらです。
右側に水をかけた状態ですが、この通り水で7~8割の汚れが落ちている、という印象ですね。
しばらく水に浸けてからこすってみましたが、すっきりキレイ、とまでは行きませんでした。
スッキリきれいに、とはいかへんかった。
まあどちゃくそ汚したからかも…
この後洗剤を溶かした水に浸け置きして、軽くこすり洗いしたら取れました。
水に浸けて軽いこすり洗いで汚れが完璧に落ちる、とまでは行かないものの、普通のふきんと比べるとかなり楽に洗えます。
食器洗い用洗剤でも取れますが、私が使ったのはピリカレという洗剤です。
ピリカレは表面の汚れをはがして落とす力が強いので、繊維に絡まったしつこい油汚れにも強く、パルスイクロスと相性がいいと感じました。
洗濯にも野菜の農薬落としにも使えるすごい洗剤やねん。
パルスイクロスのメリット
パルスイクロスを使ってみて、メリットに感じた部分は3つ。
【パルスイクロスのメリット】
・水分のある汚れを吸う能力が高い
・吸った汚れを水でほとんど落とせる
・へらたないので繰り返し使える
油がギトギトでも躊躇なく使えるのが私にとっては大きなメリットで、揚げ物や炒め物などの油跳ねが気になる調理を頻繁にする人には強い味方です。
吸える汚れに関してはひと拭きで取れないものもありますが、ほかのふきんに比べてかなり楽に吸えます。
「普段からこまめに掃除したいけど億劫」という人が「ササっと掃除の習慣をつけよう!」という使い方をするのにおすすめです。
パルスイクロスのデメリット
デメリットももちろんあります。
【パルスイクロスのデメリット】
・汚れがすすぎだけで完全に落ちるわけではない
・コゲなど吸えない系の汚れは苦手
・使っているうちに毛が抜ける
パルスイクロスは細い繊維の間に汚れを絡めとるのが得意ですが、裏を返せば乾燥してこびりついた汚れは落とせません。
万能なクロスではなく、落とせる汚れと無理な汚れがあります。
また先述の通り、使用後に水ですすぐだけでパルスイクロスの汚れを100%落とせるわけではなく、洗うのには洗剤が必要になります。
言うても他のふきんと比べもんにならんくらいあっさりきれいになるけどな。
あとはパッケージによると、使っていくうちに毛が少なくなってしまうので、永久に使える物ではないのでご注意を。
最後に~万能ではないもののパルスイクロスはお値段以上!
パルスイクロスは揚げ物などで頻繁に油跳ねの汚れが出る人におすすめのふきんです。
どんな汚れでもひと拭き、後始末も水だけできれいになる、というのは大げさとは感じましたが、それでもかなり万能な道具と言えます。
- ギトギトの油汚れは落としやすい
- 汚れの水分が蒸発する前なら簡単に拭き取れる
- 乾燥した汚れでもホコリなどは絡め取れる
- 洗剤に浸け置きと軽いもみ洗いで洗える
ふきん1枚に1,000円程度のお金を払うのは抵抗がありましたが、実際使ってみると1,000円以上の価値は感じました。
こまめに掃除をしたいけど面倒でついさぼってしまう、という人はぜひ試してみてくださいね。
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