最近TVのCMでもよく見かける小さいスチームアイロンですが、あれって結局アイロンなの?それとも別物?
しかもいろんな形が出ていて、結局どれが使いやすいの?
両方使いまくって分かったことは、小型のスチームアイロンと昔ながらの普通のアイロンは得意なことが違う、ということ。
用途が違うのでおすすめしたい人も違います。
アイロンってみんな同じじゃないのね
それぞれ特徴が全然違うねん。
どちらを買ったらいいのかわからない人に、それぞれのメリット・デメリットとおすすめ品を解説します。
ハンディスチームアイロンとアイロンの違い
スチームアイロンは蒸気が出るアイロンです。
スチームアイロンには従来のサイズ感のものと、衣類スチーマーと呼ばれるハンディタイプがあります。
スチームなしのアイロンをドライアイロンと呼び、プレスして熱と重みでしわを取ります。
分類しだすとキリないから、大きさ別に比較するわ。
ハンディスチームアイロン | 従来サイズのアイロン | |
---|---|---|
重さ | 600~800g | 1kg前後 |
1着の仕上がり時間 | 2~3分 | 5~10分 |
立ち上がり時間 | 30秒前後 | 2~5分 |
ハンディスチームアイロンの特徴
スチームアイロンはたっぷりのスチームでしわを伸ばすアイテムです。
アイロンを持ち上げたまま縦向きで使うことを想定しているため、軽くて小回りが利くのが特徴です。
持ち運びが楽で、立ち上がりが早く、いろんな場所で気軽に使えます。
小型のアイロン型やハンドルが下についたタイプなど、さまざまな形状が展開されています。
アイロンの特徴
アイロンはかけ面を下に向けて、本体の重さを使ってしわを伸ばします。
スチームがあるタイプやないタイプ、コードレスで使えるタイプや温度調整機能の有無など、機能面のバリエーションが豊富です。
スチームアイロンとアイロンはどっちがいいの?
おおざっぱに説明するなら、アイロンが苦手な人や大まかにしわが伸びればいい、という人にはハンディタイプの衣類スチーマーがおすすめです。
時間をかけてでもちゃんとアイロンをかけたい仕上がり重視の人には、従来のサイズのアイロンがおすすめです。
とはいえ特徴はそれだけではないので、それぞれいいところやおすすめの用途を解説します。
ハンディスチームアイロンがおすすめの人
ハンディスチームアイロンはハンガーにかけた状態でササっとかけられるのが最大のメリットです。
【ハンディスチームアイロンの使用をおすすめしたい場面】
・ワンピースやロングスカートなど、薄い衣類のしわ伸ばし
・形状記憶のワイシャツのしわ伸ばし
・ジャケットやコートなどの臭い取り
・服の立体的な部分のしわ伸ばし
スチームアイロンは平面に置いたものに使うより、ハンガーにかけた状態で使うのに適しています。
ロングスカートはハンガーにかけた状態で上から下へスチームを当てていけば、広い面積でも比較的楽にかけられます。
形状記憶のワイシャツは広い部分だけをかければ十分である商品が多いため、ハンガーにかけたまま身頃と袖にスチームを当てると楽です。
アイロンがおすすめの人
アイロンはハンガーにかけられないアイテムに向いています。
【アイロンの使用をおすすめしたい場面】
・ハンカチなどの小物のしわを伸ばすとき
・形状記憶ではないワイシャツのしわを伸ばすとき
・あて布が必要なものにアイロンをかけたいとき
・プレスして折り目を付けたいとき
ハンカチなどの平面に置いてプレスしたいアイテムには、従来のアイロンが向いています。
形状記憶ではないワイシャツは細かい部分までしっかりしわを伸ばしたいので、アイロン台においてアイロンがけする手順を覚えた方がきれいに仕上がります。
また、お裁縫や洋裁など、ミシンを使った趣味を楽しむには、プレスできる重たいアイロンがあった方がベターです。
ワイシャツは複雑な形状をしていますが、正しい手順を覚えて慣れればうまくしわを伸ばすことができます。
コツは細かいパーツからかけることです。
具体的なアイロンをかける順番は以下の通り。
①カフス周り(袖口)
②袖(脇もしっかり)
③襟(真ん中から外に向かって)
④肩まわり(馬やミトンを使うと◎)
⑤前立て(ボタンとボタンホール)
⑥ポケット(外から中心に向かって)
⑦身頃
前立てのボタンが付いた側は、タオルを細長く折ったものの上ににボタンを下にして置き、上からプレスします。
スチームが出るアイロンでも霧吹きを使うことでパリッと美しい仕上がりになりますよ。
スチームアイロンのおすすめ品3選
手軽にアイロンをかけたい人におすすめしたいハンディ型スチームアイロンを3タイプ選びました。
王道でハズレなしのパナソニック
私がお仕事で使っているのがこちらです。
- 細かいスチームを連続大量噴射
- かけ面がスリムで細かい部分までかけやすい
- 角度関係なくスチームが噴射可能
ハンディタイプとはいえアイロンに近い形でなじみやすく、慣れればワンピースの隅々までしっかりしわを伸ばせます。
重さと大きさはないものの、アイロン台に平置きして普通のアイロンのように使うこともできます。
持ち運びたい人にはSattiz一択
- セラミックコーティングで滑りがいい
- 持ち運びも推奨
- 人体工学設計のグリップで疲れにくい
出張や旅行など、持ち運びができるものを探しているならSattiz一択!
小型で軽量、使いやすくて蒸気の量も多く、アイロンが苦手という概念がなくなる衣類スチーマーです。
すでに普通サイズのアイロンを持っている人にも、普段使いの2台目としておすすめです。
ノーマークやったけどAmazonでめちゃ人気やってん。
握りやすい衣類スチーマーならツインバード
- 小型ながら強力スチームでしわがよく伸びる
- 縦に使うときに握りやすい形状
- 立ち上がりがスピーディー
スチームの強さはハンディアイロンの中でトップクラスで、なおかつ軽さも人気の理由です。
エチケットブラシのような形状で、お出かけ前にも簡単にしわを伸ばすことができます。
臭い対策としても推奨されていて、例えば部屋の臭いが気になるときにカーテンにスチームを当てればすっきりします。
アイロンのおすすめ品3選
衣類スチーマーは便利でも、ちゃんとしたアイロンが欲しい人に、タイプの違うアイロンを3つ選びました。
【一般的なアイロンは2タイプに分類される】
・ドライアイロン…スチームが出ないが、その分メンテナンスが楽で丈夫
・スチームアイロン…スチームでしわが伸ばせるため便利
さらに本体ではなくスタンドにコードが付いている「コードレスアイロン」もありますが、スタンドから外してかけている間に温度が下がってしまう、というデメリットもあります。
ドライアイロンならパナソニック
- レトロデザインがおしゃれ
- 一般的なアイロンの中では軽量
- スチームがないからメンテナンスが楽
スチームがないってなんだか損した気分
スチームがないのもメリットあんねん!
スチームがないアイロンには、実はメリットが3つあります。
【ドライアイロンのメリット】
・水垢が結晶化して汚れることがない
・機能が少ない分故障しにくい
・水タンクがない分軽い
この機種はハンディアイロンやコードレスアイロンから乗り換えた人も多い機種で、シンプルにアイロンをかけたい人には大変おすすめのアイロンです。
また、衣類スチーマーとアイロンを併用して使いたい人にもおすすめですよ。
お裁縫するから次買うならこれかな。
大量スチーム&コードレスで無敵のティファール!
- 110g/分の大量スチーム
- かけ面がエアーグライドで滑りの良さ33%UP
- オートクリーンなのでお手入れ簡単!
弱点のないアイロンが欲しい人にはティファールの上位機種のこちらがおすすめ。
結婚した時に買ったティファールの上位機種いまだに使ってるねん。
コードレス仕様なのですが、弱点である温度の下がりやすさもカバーしたパワフルな商品で、デメリットといえばお値段くらいですね。
縦にしても蒸気を出せるので、ハンディタイプ程の小回りは効かないまでも、ハンガーにかけたまま蒸気でしわを伸ばすこともできます。
低価格で使いやすいアイリスオーヤマ
- 立ち上がりがわずか30秒
- 計量でハンガーにかけたままスチームOK
- かけ面がセラミックコーティングで丈夫
アイロンにあまりお金をかけたくない人にはアイリスオーヤマのスチームアイロンがおすすめです。
2段スチーム+スチームショット・かけ面の丈夫さや温度調整もOKで、安さを感じさせない機能がてんこ盛りです。
もはやどうやってこの値段で売れるんかわからんレベル。
アイリスオーヤマの家電ってすごいわよね。
アイロンを買うなら一緒に買いたいおすすめアイテム
アイロンを快適に使うために、ぜひ一緒に買っておきたいおすすめアイテムが3つあります。
【ハンディミトン】
手にはめられるアイロン台で、特に衣類スチーマーには欠かせないアイテム
【精製水】
スチームアイロンに入れる水として使えば、水垢に困ることなく使える
【霧吹き】
ドライアイロンだけでなくスチームアイロンを使う人にも欠かせないアイテム
なくても困らないですが、あると快適にアイロンが使えます。
じゃあここでおすすめ商品な。
ハンディミトン
ハンディ型スチームアイロンはハンガーにかけた状態でかけるため、アイロン台が使えません。
蒸気だけでしわが伸びないときにすごく便利なのがアイロンミトンです。
これ100均でも売ってるけどすぐへたってまうねん。
裏からミトンを当てて、アイロンと挟むようにして使います。
精製水
スチームアイロンの最大のデメリットは、水垢で白い粉のようなもので噴射口がよごれてしまうこと。
レモン水など酸性の液体でメンテナンスができますが、面倒くさがりさんにおすすめしたいのが精製水です。
最初から水垢が含まれていない水を使えば白い粉でおお気に入りの服を汚すこともありません。
霧吹き
スチームが出るなら霧吹きはいらないでしょ?と私も思っていたのですが、ワイシャツのしわを伸ばすのに欠かせないアイテムです。
細かい霧の出る霧吹きを全体に噴霧してアイロンをかければ、仕上がりが断然違います。
ワイシャツパリッとさせたらできた嫁感出せるやん。
どや!
アイビルのスプレーボトルはおしゃれで無駄のないデザインだけでなく、使いやすく細かい噴霧が得意です。
レバーを引いたままにすると2~3秒連続噴霧できて手が疲れないですし、逆さで噴霧もOK!
見た目だけでなく使いやすいのがおすすめしたい理由です。
霧吹きは100均でも買えますが、10倍以上のお値段を出しても惜しくない逸品です。
最後に
スチームアイロンは蒸気が出るアイロンを指し、小型でハンガーにかけた状態で使えるものを衣類スチーマーと呼びます。
腕前にかかわらずしわを簡単に伸ばせるのがメリットで、アイロンに苦手意識のある人や気軽に使いたい人におすすめです。
一方で従来のサイズのアイロンにはスチームが出るタイプと出ないタイプがあり、出ないタイプをドライアイロンと呼びます。
ドライアイロンは噴射口が水垢で汚れないためメンテナンスが楽で、丈夫なのがメリットです。
アイロンにはそれぞれメリットとデメリットがあるため、自分に合った特徴のアイロンを選んでください。
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[…] アイロンのおすすめ品についてはこちらの記事にまとめました。 […]