長男の幼児期はかなり振り回されていました。
自由奔放・怖いもの知らず・習うより慣れろ
いいように表現すると長男の性格はこんな感じですが、とにかく人の言うことを聞かずになんでもやらかしちゃうタイプでした。
実家に帰れば「しつけがなっていない」と言われ、女の子ママには「元気だよね…」とちょっと引かれて、しつけって難しいなと思っていたのですが、そんな私が試した方法を思い出しながら、当時やっていたしつけについてまとめました。
こんな方におすすめ
- 2~3歳のお子様の躾に悩んでいる
- 何を言っても聞いていない
- 集団生活が心配
- ついついあれもこれもとしつけすぎてしまう
少しでも、困っているママ達のヒントになれば嬉しいです。
幼児期のしつけは3つに絞ろう
「マジカルナンバー7」と言う言葉をご存知ですか?
人の脳がパッと記憶できるのは7つまで、という短期記憶に関する説です。
大人で7つなんだから子供は3個くらいが覚えやすい妥当な数なんじゃないかな、という個人的な考えで、どこか行くときにはお願いを3つに絞ることにしました。
[st-kaiwa1 r]そもそも私が3つ以上覚えれん。
子供連れてるのに必死で頭働かんかったわ。
[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa5]子連れだと油断してボーッと思い出す暇ないよね。[/st-kaiwa5]
3つに絞るやり方
例えばテレビを見る時、
- 部屋を明るくして見る
- 離れて見る
- 時間を決めて見る
といった風にして欲しくないことベスト3を決めるのです。
本当は「食べながら見ないで」とか「同じDVDばっかり見ないで」とか言いたいことはたくさんあるけど、とにかく他のことは諦めて3つに絞るのがポイントです。
そしてできるだけこの3つに当てはめて注意をするよう頭を使います。
もしもテレビ画面をバシバシ叩き始めたとしたら、
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×「テレビを叩いたらダメ」
○「テレビから離れて見てね」[/st-mybox]
といった具合に。
男の子は特に、自分にとって楽しいこと以外は何回も同じことを言わないと聞いていないので、毎回違うことを注意し続けても右耳から左耳に抜けていくだけのこと。
同じ言葉で注意し続けることで擦り込みが起こりますので、ルール化がしやすくなります。
否定文やわかりにくい言葉をできるだけ使わない
言葉で伝えるのは大人ですら簡単なことではありません。
記憶力が一定でない幼児期に言葉で伝えたお願い事を守ってもらうには、ある程度の工夫が必要です。
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【3つに絞る言葉にはできるだけ否定文を使わない】
×「テレビに近づいて見てはいけません」
○「テレビは離れて見ましょう」[/st-mybox]
これは年齢にかかわらず言葉の特性として、禁止より提案の方が聞き入れられやすいからです。
否定語を使うのは危険が伴うときにだけ、と自分の中でルール化しておくと、いざ否定文を使ったときの効力もアップします。
[st-kaiwa1 r]危ないことだけは否定文ね。
店内走る系とか。[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa5]ご老人や小さい子同士でぶつかると危ないものね。/st-kaiwa5]
【誰でも同じ程度で理解できる言葉を使う】
また、「離れて見ましょう」だけだと漠然としていて、実際にどのくらい離れたらいいのかが分かりにくいですよね。
我が家では「テーブルより後ろから見る」をルール化しています。
今でも夏休みなど子供が家にいる期間になると、床にマスキングテープで線を引いて目印をつけています。
誰が見ても「離れて」の距離の程度が同じだと分かりやすいですよね。
【年齢や性格にあった言葉を使う】
長男は昔から食べるのが大好きです。
学校での話はほとんどしませんが給食の話だけは生き生きと話してくれます。
ですので、
「ご飯の時間までテレビを見てもいいよ」
というルールにしました。
好きなことを絡めることによって理解しやすく覚えやすいルールにするのが目的です。
また子供が小さいうちは、難しすぎる言葉や長すぎる文を使わないようにするのもポイントです。
【振り返りをする】
3つのお願いと振り返りはセットです。
「今日は約束3つのうち2つ守れたね。」
「明日は3つ守れるといいね。」
人は評価されたり褒められたりしないと改善できません。
大人になれば評価や改善案件を自分の頭の中でできるようになりますし、「自分へのご褒美」なんて自分で自分を褒めてあげられるようになりますが、子供のうちはこれが自分でできるようになるために大人の助けが必要です。
振り返りの目的はダメだしではなく次へのモチベーションです。
繰り返しながらうまくなるためには、甘めの採点がおすすめです。
あまりにも約束が出来なさすぎるときは、3つのお願いのハードルが高すぎた可能性も振り返って見ましょう。
【幼児期のしつけ】3つにしぼったシーン別具体例
では実際に私がやっていた具体的な方法を、記憶を辿りながらご紹介します。
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【電車に乗るとき】
- 電車の中ではアリさんの声で話します
- 電車の中では大人と手を繋ぎます
- 電車の中では走りません[/st-mybox]
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【スーパーに行くとき】
- 買わないものは触りません
- スーパーでは遊びません
- カートを握って歩きます[/st-mybox]
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【病院に行くとき】
- 病院ではアリさんの声で話します
- 病院では走りません
- 先生に挨拶をします[/st-mybox]
こんな感じで、どこかに出かけるときにはお願いを3つに絞って出掛ける直前に覚えてもらいます。
もちろん私もしっかり覚えます。
もしも出先でお願いしたことを守ってくれなかったら、直接キーワードを出すのではなく
「お願い3つなんだっけ?」
と聞きます。
定期的に自分の頭でリフレインすることによって記憶は定着しますし、思い出すのに必死になって動きが止まるので落ち着いてくれる効果もありますよ。
しつけは何のため?誰のため?
犬や猫に排泄のしつけをするのは飼い主の負担を減らすためです。
では子供のしつけは何のために、誰のためにするのでしょうか。
- 本人に常識を身につけてもらうため
- 親が楽をするため
- 人様にご迷惑をかけないため
人それぞれいろんな意見があると思います。
私が思うしつけのゴールは
モテるため!
これに尽きます!
[st-kaiwa1 r]ええ嫁捕まえてはよ出ていってくれぃ![/st-kaiwa1]
[st-kaiwa5]気持ちはわかるけど、言い方ー![/st-kaiwa5]
私が思うモテる定義は
- 相手の立場になって考えられる
- 自分の意見や考え方を持っている
- 気遣いができて、相手の気遣いにも気づいて感謝できる
といった人間として魅力的な人を指します。
ですので私の常識を押し付けるのではなく、私の好みを聞いてもらうのがしつけだと私は考えます。
「こうしなきゃいけない」
ではなく
「ママはこうしてくれるのが好き」
の方が私にはしっくりきました。
私にとって大事な子供ですから、人としてモテて欲しいという想いから、これからもしつけをしていきたいです。
幼児期のしつけは【3】を使う〜まとめ
- 言いたいことはベスト3までにする
- 注意するときは同じ言葉を使う
- 否定文は危険が及ぶときだけ
立派な大人になってほしくて、あれもダメこれもダメ、とダメ出ししたくなる時ももちろんあります。
自分の能力は低い分、ついつい自分と同じ苦労をしてほしくないと心配してしまうところは私の母そっくりです。
肩に力が入りすぎていた時、ひとまず3つに絞ってハードルを下げて、しつけではなく「お願い」に替えてみたら、ずいぶん気が楽になるのではないでしょうか。
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