土鍋を初めて買おうとしたときに迷ったのが5,000円以内で買える「菊花」と、高級土鍋の「かまどさん」どちらにするか。
約10,000円も違うけど、なんの違い?
ご飯土鍋を買ったことがない私には選び方が分かりませんでした
結局この値段の違いがよくわからなくて、ご飯土鍋デビューするまでにずいぶん迷いました。
結果的には割ってしまい買い直ししたため、両方とも使った私が2商品を徹底比較します。
ご飯土鍋【菊花】【かまどさん】の比較
結論から言うと、手軽さ重視なら菊花、味重視ならかまどさんがおすすめです。
菊花 | かまどさん | |
---|---|---|
税込価格 2021年2月時点Amazon | 3,500円前後 | 定価13,200円 |
炊き上がり時間 | 30分程度 | 中強火13分+蒸らし20分 |
目止め処理 | 不要 | 要 |
色 | 5色展開(蓋のみ) | 黒のみ |
重さ | 2.98kg | 3.5kg |
サイズ | 直径24㎝×高さ13.5㎝ | 24㎝×24㎝×18㎝ |
容量 | 1.8ℓ | 1.5ℓ |
サイズ展開 | 2・3・5合 | 1・2・3・5合 |
扱いやすさは菊花の圧勝なので、初めてのご飯土鍋で迷うなら菊花がおすすめ。
炊飯器代わりにしたり、ご飯の味にこだわるならかまどさんがおすすめです。
ちなみに両方ともIH対応ではないため、IHコンロを使っている人には菊花でもかまどさんでもなく、HARIOがおすすめです。
じゃ、それぞれ深堀いくよ~。
ご飯土鍋【菊花】の特徴
まずは私が最初に買ったごはん土鍋「菊花」の特徴から。
菊花の何がいいって、まずはデザインです!
この蓋の感じといい、本体の形といい、とにかく可愛くないですか?
安いのはもちろん、デザインに惚れて購入しました。
菊花のメリット
- 安い
- 内側に線があるので水を測らなくていい。
- 電子レンジが使える
- 軽い
- 目止め(※)がいらない
かまどさんと比べるとかなり初心者向きで、簡単・気軽に使えます。
ご飯専用とはいえ、冬場は鍋や他の煮込み料理にも使えそうで、用途の幅が広いです。
菊花のデメリット
- 焦げやすい
- 内蓋が持ちにくい
本体が軽いということは、造りが薄いということ。
つまり火の通りが早い分、焦げやすいというデメリットもあります。
うちの息子は焦がしたとこもパリパリしてて美味しいって喜んでたけどな。
好みの問題ってことね。
焦がしてしまった時は、重曹と水を入れて沸騰させて放置した後に洗えば取れます。
目止めがいらないので、こんな手荒なお手入れも問題ありません。
内蓋が持ちにくいのはレビューでもたくさん書き込まれていて、私も例に漏れず手を滑らせて割ってしまいました。
少し吹きこぼれますが内蓋がなくても炊けなくはないので、我が家ではしばらく内蓋なしで使っていました。
内蓋も外蓋も別売りで売ってるから安心して使えるで!
かまどさんも似たような形状だったので、内蓋が持ちにくいのはどうやらご飯土鍋全体に言えることのようです。
【目止めとは?】
土鍋には表面に目には見えない小さな穴が空いており、買って最初にこの穴を塞ぐ「目止め」と言う作業をしなくてはいけません。
具体的には米からお粥を炊いて、米のでんぷん質で穴を防ぎます。
土鍋は本来、この目止めを定期的に行う必要があります。
ご飯土鍋【かまどさん】の特徴
続いては永谷園のかまどさん。
手に取ったら高級感があり、造りがしっかりしているのがすぐに分かります。
かまどさんのメリット
- おこげが綺麗にできる
- コゲにくい
- ふっくら炊き上がる
肉厚の本体・内蓋・外蓋を合わせることによって内部に圧力がかかるため、ご飯がふっくら炊き上がるのがかまどさんの特徴です。
土鍋が肉厚で火がじっくり伝わるため「はじめちょろちょろ中ぱっぱ」が強火のほったらかしでできてしまいます。
一度使うと病みつきになって、割ってしまってもかまどさんをリピートするファンも多いようです。
付属の説明書にはいろんな炊き込みご飯のレシピが載っていて、どれもかまどさんなら実力以上に作れそうな気がします。
レシピを見た長男の要望で「鯛めし」を
すぐ作りました。
かまどさんのデメリット
- 重い
- 目止め処理が必要
- 乾かすときは逆さむきにしないといけない
- 水を測るための計量カップが必要
土鍋自体に目に見えない穴が空いていて、木のおひつと同じように呼吸するのでご飯がべとつきませんが、穴を処理するために目止め処理というものが必要になります。
目止めは難しいものではなく、たまにおかゆを炊くだけなので、胃を休ませたいと思ったときについでに目留めすればOK!
目止めで炊いたおかゆはもちろん食べれるで!
かまどさんはお料理好きな人が丁寧に使う道具、といった印象で、美味しく炊ける分ちょっと手間がかかります。
ちゃんとご飯を作りたい人には、お気に入りの道具になってくれることでしょう。
【ご飯土鍋】IHユーザならHARIO
ここまで菊花とかまどさんを比較してきましたが、実は両方ともガス火専用なんです。
IHコンロをお使いの人におすすめしたいのが「HARIO」のご飯鍋です。
正確に言うとこちらは土鍋ではないのですが、同じく美味しいごはんが簡単に炊けます。
もちろんガス火でも使えるため、中がどうなってるのか気になる人や、火を止めるタイミングに自信がない人にもおすすめです。
これな、炊けたら笛が鳴るねん。だから息子にも旦那さんにも任せやすいねん。
HARIOも有名なメーカーね。
デザインも可愛いし、蓋が透明だから中が見えて安心ね。
最後に〜ご飯土鍋【菊花】と【かまどさん】どっちがいい?
もしも今使っているかまどさんが割れてしまったら、私が買い換えるのは菊花だと思います。
というのも、息子が料理に興味を持ってくれているからです。
子供にも扱いやすいものを、と考えたときに軽くて扱い安い菊花を私は選びます。
ずいぶん先ですが子供が巣立った後なら私がご飯を炊くことになるので、かまどさんの2合炊きサイズを買うと思います。
一概にこちらがおすすめ、というよりも、家族構成や各ご家庭の事情に合わせてメリット・デメリットを比較して決めてください。
食卓で主役になれるような、素敵な土鍋が見つかりますように。
コメント
コメント一覧 (3件)
[…] ご飯土鍋のおすすめは?【菊花】VS【かまどさん】を比較してみた! […]
長谷園さんはお茶漬け関係無い別会社ですよー
お茶漬けは永谷園ね
何かで見た情報をちゃんと調べずに信じ込んでいました…
お恥ずかしながら言われるまで漢字が違うのに気づきませんでした。
うたさん貴重な情報ありがとうございます。
早速記事を修正します。