オムツには2種類あるのはご存知ですか?
紙おむつが主流ではありますが、布性の繰り返し洗って使うおむつもあります。
ただし、余計な洗濯が増える分面倒なんですよね。
それでも布おむつが流通し続けるのには理由があります。
新生児から布おむつを使い続けた私が、メリットやデメリット、使い方や賢い活用法について解説します。
布おむつメリット・デメリット
便利な紙おむつがあるのに、それでも布おむつがたくさん流通しているのはなぜ?
まずはメリットとデメリットについて解説します。
布おむつメリット
布オムツの最大のメリットは、繰り返して使うほどにコスパが良くなること!
使い捨てではないため、長く使えば使うほどランニングコストが良くなります。
とにかく安いからがんばって使いー。
他にもこんないいことが。
- 排便を良く観察することになるので、健康状態が把握しやすい
- 排泄時に吸水しないため不快感があり、おむつが外れやすい
- 股関節脱臼しにくい股の形をキープできる
- もったいながらずにどんどんおむつ交換してあげられる
- かわいいデザインのものが多い
面倒ではあるものの、メリットもたくさんあるのが布おむつなんです。
布おむつデメリット
布おむつは残念ながらデメリットが多いんです。
そりゃ、紙おむつは文明の力やからなあ。
- 排泄のたびに交換が必要
- 洗濯が面倒
- ウイルスが飛びやすい
- かさばるので服を着せにくい
- 漏れやすい
- かぶれやすい
- 臭いがわかりにくい
とまあ面倒なので、布おむつにしようとするとがんばらなくてはいけません。
私はフルで布おむつにするのは無理だと判断し、家でゆっくりしている昼間だけ布おむつを使っていました。
布おむつの使い方〜基本編
布おむつはさらしとオムツカバーを使います。
さらしは細長く肌触りのいい布で、サイズ関係なく使えます。
オムツカバーはサラシを固定するために使うもので、成長とともにサイズを交換する必要があります。
ですが、こちらのオムツカバーは調整が効くため長く使うことができます。
スナップボタンがすごくたくさんあって細かく調整が可能なので、新生児からけっこう大きくなるまで使えます。
北欧風のかわいいデザインで12種類から選べますので、きっとお気に入りが見つかりますよ。
[st-kaiwa6]茶色にしといたら2人目の子が男の子でも女の子でも使えるやん。[/st-kaiwa6]
[st-kaiwa1 r]4枚セットやから、ゆるく紙おむつと併用するなら十分足りるわこれ。[/st-kaiwa1]
おむつカバーに重ねて使うのがさらしです。
こちらも日中だけ使うなら10〜20枚程度あれば足りるかと思います。
装着方法
パッケージの使い方のところに折り方が載っていますが、私は細長く折っておむつカバーに重ねて使っていました。
洗濯したらオムツカバーにセットできるサイズに折り畳んでおくと、交換の時にもたつかずに済みます。
オムツカバーにサラシを重ねて、あとは普通のオムツと同じように履かせます。
排泄したら中のさらしのみを交換し、おむつカバーは汚れてなければそのまま使います。
洗い方
汚れたさらしは都度都度洗ってもいいのですが、私は洗剤を入れたバケツにためておいて、お風呂のタイミングで洗っていました。
洗濯用の普通の洗剤を使ってもいいのですが、界面活性剤が入っていないものなら肌が弱い赤ちゃんにも安心です。
プラスで除菌効果のある漂白剤入れとくと安心やな。
バケツは蓋のついたものが衛生的です。
四角いバケツってあまり見かけないと思うのですが、たくさん入って水も入れやすく、置いておくのも角にフィットして場所を取りません。
幼稚園に通い始めたら上履きをつけ置きしておくのにぴったりです。
固形物の時はある程度トイレットペーパーである程度トイレに流してから洗うと楽でした。
うんこのさらし洗うのが嫌な人はこれ使ってみ。
こちらはさらしの上に重ねて使うもので、一回ずつ使い捨てにするものです。
さらしだけの時よりも排泄の後の肌触りがソフトになるため、かぶれやすい赤ちゃんでも布おむつにトライできます。
次男はアトピー持ちやったけど、これ使ってたから布おむつがなんとか使えたわ。
布おむつをおすすめしたいのはこんな人
比較的ゆっくり過ごせる人におすすめです。
紙オムツよりも手間がかかるので、忙しい人が頑張ろうとしてしまうと疲れて余裕がなくなってしまいます。
新生児には向きません
初めての出産・育児で右も左も分からない私に母から布おむつを勧められました。
あんた仕事してへんねんからオムツで節約したらええねん!
買うといたったから元取りや!
おかんは節約大好きやな。
産後に退院して実家にお世話になりながら、母の用意してくれた布おむつを使うことに。
これがもうキツかった。
2~3時間おきに授乳してオムツを交換後、念入りに手を洗う。
1日に2回くらい溜まったオムツを洗ってはまた手を洗う。
もうことあるごとに手を洗う。
1日に何回手を洗うの?
と思いつつもこういうもんかとやっていたら3日目で手が死にました。
ハンドクリームを塗る暇なんてないですからね。
昔の人マジリスペクト!
授乳で寝不足なのに、手も洗ってオムツも洗って、そしたらてがヒリヒリでした。
新生児でもおすすめしたい人
新生児はただでさえお世話が大変なのに、手間のかかる布おむつを使おうとするともっと大変になります。
それでも新生児からおすすめしたいのがこんな人。
- 小柄すぎてオムツがぶかぶか
- 股関節脱臼しやすい
長男は未熟児で小柄だったので、うまくサイズ調整できる布おむつの方がフィットはしていました。
すごく小さいオムツってちょっと割高だったと記憶しています。
股関節脱臼は一度なると癖になると聞きます。
私の兄も癖がついてしまった一人です。
お兄ちゃんはもう大人やけど、まだたまに痛くなるって。
幼稚園の時もなってる子おったわ。[st-kaiwa1 r][/st-kaiwaZ
布おむつは紙おむつよりも硬いので、股関節脱臼になりにくい股の状態でキープできるんです。
先天性股関節脱臼
出生前や出産後の発育の過程で、股関節が脱臼を起こして閉まった状態。男児よりも女児に多い傾向がある。「先天性」というものの、生まれた直後から脱臼が見られるケースは少なく、もともと不完全な状態の関節が、抱き方やおむつの当て方などの影響を受けて徐々に脱臼してしまうことが多いと言われている。そのため、最近では臼蓋形成不全(大腿骨の先端部分を受け止めている臼蓋の形状が不完全なこと)や亜脱臼(関節が外れかかっている状態)を含め、「発育性股関節形成不全」と呼ばれるようになっている。放置すると股関節の軟骨がすり減り変形してしまう、変形性股関節に進行する可能性がある。
DOCTOR’S FILEより引用
布おむつのメリット・デメリットを踏まえての活用法
布おむつのメリットよりもデメリットを考慮して、私はこんなふうに使っていました。
- 日中家にいる時だけ使う
- 出かける時は紙おむつに
- 雨が続くなら洗濯の手間を考えて使わない
- 体調が悪そうなら伝染のリスクを考えて使わない
- 自分が疲れていると感じたら使わない
せっかく新生児の時に母が大量に用意してくれたので、自分ができる範囲で使うことにしていました。
これだけ使わない日を作ってもかなり節約になったので、布おむつの恩恵は大きいです。
最後に~布おむつを上手に活用しよう
布おむつにはおむつカバーとさらしを使い、使い捨てのおむつライナーをお好みでプラスします。
1枚ずつの洗濯は大変なので、蓋のついたバケツも用意しましょう。
布おむつは結構面倒ですが、使い捨てでない分がんばりすぎなければ家計の味方になってくれます。
- 夜寝ている間
- お出かけの時
- 伝染病をもらってきたとき
- 天気が悪い季節
- 気が乗らない時
など大変な時は紙おむつと併用しながら自分の無理のない範囲での活用が長続きするコツです。
かわいい柄のおむつカバーを用意して、おしゃれを楽しむつもりでトライして見てください。
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