お子様に料理をさせたことはありますか?
我が家では子供が料理をすることに積極的なので、日常的にいろんなことを任せています。
おにぎりやサラダ、最近では10歳の長男がホットケーキを作ってくれます。
正直なところ、やってもらうより私がささっと作った方が早いのですが、それでも料理を任せることには意味があるのです。
初めて料理を任せるのはめんどくさそうだし、失敗しそうだし、怪我をされても困るし、私も任せるのが億劫でした。
まずは調理工程の少ない簡単なものからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
子供にお任せ料理の目標3つ
子供に料理をお任せする大前提として、自分でやってみたいという意思が必要です。
大人にとっては簡単なことでも子供には大変な作業の繰り返しなので、やる気がないとすぐ心が折れてしまうからです。
もしもお子さんが料理してみたいと言ったら、お任せチャンスをお見逃しなく!
以下、私が料理をしてもらう上で目標としたこと3つについて解説します。
子供にお願いするときは3つまで!をモットーにしてますねん。
成功体験を積んでもらう
1つ目の目標は、未知のものに挑戦して成功体験を積むことにより、チャレンジすることの楽しさを覚えてもらうことです。
→チャレンジする
→考えて工夫して結果を出す
→自信につながる
この3つがセットで成功体験です。
年齢別に作りやすそうなメニューを考えましたので、最初からハードルを上げすぎないように注意しましょう。
完成イメージをできるようになってもらう
今回は手伝いではなく料理位をしてもらうので、最初から完成までを任せることに意味があります。
作る前に簡単な手順を説明し、完成までのイメージを伝えてから作業にかかります。
これをしていないと調理工程がただのお手伝いになりかねません。
お手伝いの日があってもいいけど、今回はお任せ料理がテーマやからね
僕が料理する日はママがお手伝い担当してよね。
任されるという責任感を学んでもらう
大人でもそうだと思うのですが、手順全てに指示を出されて動くより、ある程度自分で考える方が達成感や向上心が湧きませんか?
細かいことはできるだけお任せして、決定権を与えます。
- 好きなお皿を使っていいよ
- 納豆の味付けは醤油かポン酢か麺つゆ、どれでもいいよ
- おにぎりは好きなふりかけを選んで、混ぜてもかけてもいいよ
最初は失敗しなさそうな範囲内で、考えて決めることをさせます。
年齢別!子供に料理をお任せするならこんなメニューを
年齢によって力加減や脳の発達具合も違うため、向いている作業が違います。
ざっくりの年齢別におすすめのメニューをご紹介します。
子供にお任せ料理~3歳におすすめ
火も包丁も使わない、小さい手でもできて作業工程も簡単なものが2〜3個のメニューを選びましょう。
【ちぎるだけサラダ】
- レタスを洗う
- レタスをちぎる
- 水を切ってお皿に盛る
次男に初めてお願いしたのがこの簡単すぎるサラダでした。
子供の性格を考えて、どんな風にアドバイスしたらわかりやすいかを試してみましょう。
- パーのおててと同じくらいの大きさにちぎってね
- 半分の半分の半分にちぎってね
- トミカと同じくらいの大きさにちぎってね
次男は「半分の半分の半分」が1番納得してたな。
僕は「このくらい?」
って何回か確認したいタイプ。
【混ぜるだけ納豆】
- 混ぜる
- 醤油などを入れる
- お皿に移す
頑張って混ぜてくれる子に向いています。
調味料は目分量を伝えるのではなく、軽量スプーンなど量が明確に伝えられるようにすると、後々丸投げしやすいですよ。
ホームベーカリーがあれば、4歳頃からパンだって作れますよ。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
子供にお任せ料理~5歳におすすめ
工程は3つのまま、自分の判断の部分を増やしても大丈夫な子が増えてきます。
興味の方向や得意なことにばらつきが出る頃なので、お子さんをよく観察して少しずつハードルを上げると
「できない!もう嫌だ!」
が減りますよ。
【フリフリおにぎり】
- ふりかけ、または塩を混ぜる
- よく洗ったガチャガチャのカプセルに3分の1くらいまでご飯を入れる
- ふっておにぎりにし、お皿に盛る
私はなんとなく調理用品じゃないもの使うのに抵抗あるからポチったわ。
手まり寿司とかにも使えるからこれ便利。
ご飯粒くっつかなくて作りやすいんだよね。
女の子は特に手先が器用ですから、できそうなら海苔を目や口の形に切って貼るなど、少し遊びの要素をプラスして楽しんじゃいましょう。
【のせのせ冷奴】
- 豆腐をお皿に移す
- 薬味を乗せる
- 醤油などをかける
薬味などを何にするか決めてもらったり、どのお皿にするのかをお任せしてみると達成感が上がります。
豆腐をお皿に移すのが少し難しいければスプーンで3つくらいに切り分けてすくってよそえばOK!
もしも崩れてしまったとしても味はさほど変わりませんので、「次頑張ろう」でいいでしょう。
子供にお任せ料理~小学生におすすめ
小学生になると一気にできることが増え出します。
- コンロに背が届く
- キッチンの危険について予測ができる
- 漢字がある程度読めるようになる
など、可能性が広がってきます。
火や包丁を使わせるので見守ることは必要ですが、アドバイスするのは手早さが求められる手順や危ないことだけに留めます。
裏の作り方読んでみてもらって、
自分で作れそう?って聞くだけ。
ママはキッチンで腕組んでニヤニヤ見てるだけだよね。
学年により実力も随分違うと思いますが、様子を見ながら少しずつ無茶振りしてみるのもいいんじゃないでしょうか。
【朝ごはんにホットケーキ】
ホットケーキはパッケージの裏面の説明をしっかり読んでもらうことから始めます。
作業前に簡単に調理工程を説明してもらって、漏れがないか確認しておきましょう。
「しろくまちゃんのホットケーキ」も読んどいてもらった。
ちびっ子向けの本だから絵がいっぱいでわかりやすいよね
材料はグラム表示で説明されていることが多いので、デジタルはかりがあると作りやすいです。
【昼ごはんに即席めん】
即席めんが作れるようになると心強いですね。
私があらかじめ用意しておいたのは
- 計量カップとキッチンタイマー
- トッピングできそうな具をいくつか作り置き
とこのくらい。
トッピングもキッチンに広げてあげて、どれでも好きなの乗せたら?と丸投げしました。
唯一長男が困っていたのが「沸騰」が目で見てわからないことくらいで、後はパッケージを見て自力で頑張れました。
【夜ごはんにスパイスカレー】
スパイスカレーの本を買って読んでいたら、中身が漫画だったので「読んでみたい」と興味を持ってくれました。
読んだら「作ってみたい」とやる気を見せてくれました。
作ってもらう手順は以下の通り
- 本をしっかり読んでもらう
- 材料を考えてもらう
- 本の作り方レシピを簡単にメモにまとめてもらう。
- あらかじめ使うものを手元に用意してもらう
- 調理してもらう
ギブの時はギブって言うて。
それ以外は失敗しても笑っとくから。
自分でやり遂げたいからその方がいい!
この経験でかなり自信がついたようで、事あるごとに「ご飯作ろうか?」と声掛けしてくれるようになりました。
スパイスカレーはさすがにハードル高いかも。
と思った方にはすごく簡単なパエリアはいかがでしょう?
子供に料理をお任せするのに約束した3つのこと
自分で考えて、自分の責任で調理してもらうので、失敗することも1つの勉強になります。
して欲しくない失敗のために私がお願いしているのはこの3つ
- 顔から上に触らない
- 許可なく料理をしない
- 危険なことをしない
この3つに関してはしっかり口出しして予防します。
おばあちゃんに顔から上に触るなってめちゃ言われててん。
味見する時は豆皿ね、ってよく言ってるよね。
【子供用の包丁ってどうなの?】
子供用の包丁がよく売られていますが、安全性を考えてなのか切れ味があまり良くないんですよね。
我が家でも息子が小さい頃に買ったのですが、切れ味がよくないためか変なところに力が入ってしまい、かえって危ない場面も。
包丁は危険なものと覚えてもらうために、私は大人の使っているものを使わせています。
そのほか、ピーラー・チョッパー・キッチンはさみなど、使いやすくてけがのリスクが低いものを使ってもらっています。
子供専用ではないため、コスパもいいのがメリットです。
ということで私のおすすめのキッチングッズはこちら
まとめ
私がやっていた年齢別のレシピ一例で、本当は普段各ご家庭で食卓によく並ぶメニューをお任せするのが、完成品をイメージできるのでおすすめです。
料理していて「これ、子供でもできるかも」と思ったら試しに任せてみてはいかがでしょうか?
今回の目的は料理が作れるようになることではなく、未知の物に挑戦する経験値です。
手順を覚えたり、やったことないことにチャレンジをしたり、時には失敗して悔しい思いをしたり、料理を通して大切なことを学んでくれるといいですね。
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