子供が急に学校なんかで汚い言葉を覚えてきてドキッとしたこと、結構頻繁にあるんです。
学校で覚えてきたことだから仕方ない、とは思うものの、親ができることってなんだろう。
そう考えた時に、せめて私と話すときは、私が言われて汚い言葉と感じる言葉は使わない方がいい気がしました。
汚い言葉が親の影響なのか友達の影響かなんてわかりませんが、できることはしておきたいですよね。
私は具体的に「NGワード」を何個か決めて話すことにしています。
特に気をつけているNGワードについて5つ解説します。
子供の言葉遣いのためのNGワード①おいで
子供から「おいで」と言われてイラッとしたことがありませんか?
よく子供が「ママちょっとおいでよ」なんて言ってるのをイヤイヤ駆け寄るママを見て思うのですが、あれってママの真似なことが多いんですよね。
子供だからといって、自分都合で呼び寄せていい権利はありません。
[st-kaiwa1 r]私が「おいで」って言うときは、バチくそキレてるときやな。[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa2]普段だとにやけながら「ちょっとこちらへお越しください」とかだよね。嫌な予感しかない。[/st-kaiwa2]
また子供を自分の方に呼ぶのではなく、用事があるなら自分から子供の方に近づくのも1つの方法ですね。
子供は真似が得意なので、用事があるときはこちらから出向くことを習慣化すると、子供から「おいで」と呼びつけられる機会が減るのではないでしょうか。
子供の言葉遣いのためのNGワード②死
小学校に上がる前後、幼稚園や学校で「死ね」とか「殺すぞ」なんて言葉を覚えてくる機会が増えるのではないでしょうか。
言われるとドキッとしませんか?
私は軽々しく「死」を使って欲しくないので、死ぬと言うことがどういうことなのかを真剣に説明します。
「死ね」ブームが来ちゃった直後に私のおばあちゃんが亡くなって、余計に過敏になっていたのもあるのかもしれません。
[st-kaiwa2]ママが怒ってよく言うのが「吊るすぞボケ」だよね。
意味わからないけど怒ってるのはわかる。[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1 r]豚の丸焼きのイメージですけど?
そろそろ吊るしていい?[/st-kaiwa1]
死ねまで言わなくても、怒りをぶつける言葉を代わりに何か探してみてはいかがでしょうか?
ただし脅し文句を使いすぎると効き目がなくなるので、いざと言うときの最後の手段にとっておくことをお勧めします。
子供の言葉遣いのためのNGワード③腹へった
私は母からご飯に関することは特に厳しめに躾けられました。
- 腹へった→おなかすいた
- メシ→ご飯
- 食う→食べる
- うまい→美味しい
ここら辺は徹底的に叱られていたのもあって、私も息子にこの言葉を使われるのが嫌です。
[st-kaiwa1 r]男の人でこういう系の言葉を使う人とはお付き合いしたくないと思うし、息子にこう言う系の言葉を使う女性とお付き合いして欲しくないと思ってるねん。[/st-kaiwa1]
大人になってからこういった言葉を使わない男性には個人的に品を感じますし、息子たちにも使わない日本語という意識をしてほしいと考えています。
子供の言葉遣いのためのNGワード④早くして
イヤイヤ期に入ると特にいってしまいがちですが、イヤイヤ期の子供に怒鳴りながら「早く!」なんていったところで急いでくれることはまずありません。
イヤイヤ期には子供に独特の時間が流れていますから、こちらの都合に合わせてくれる訳ないんですよね。
どうしても急いで欲しい時に私が代わりにかける言葉は
「時間が足りないから急ぐの手伝って」
です。
怒鳴るよりも、困っているから助けてくださいスタンスの方が協力してくれるように気持ちを動かしやすいんですよね。
イヤイヤ期は自分の思うようにやりたいけどうまく行かないことにモヤモヤしているだけで、ママのことが嫌いになったのではありません。
「大好きなママが困っているのだから、自分がひと肌脱がねば!」
と考えたくなる声かけに言い換えましょう。
もちろん強力してくれたあとは
「間に合ったありがとう」
や
「ちょっとだけ遅刻はしたけどなんとかなったよ。急ぐの手伝ってくれてありがとう」
などのお礼の言葉は忘れずに。
子供の言葉遣いのためのNGワード⑤あんた
私の母は私のことを「あんた」と呼びます。
私は慣れたからいいのですが、子供にはちゃんと名前で呼びたいと普段から考えています。
同様に以下も使いません。
- ねえねえ
- おい
- お兄ちゃん
「お兄ちゃん」と呼ばない理由はこちらの記事にて詳しく説明しています。
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兄弟間で「お前」と呼んだ時も気になるので、感情的になって「お前!」と呼んだらすかさず注意します。
言い換えられる言葉は言い換える
子供も大人もそうですが、ネガティブな言葉よりポジティブな言葉の方が受け入れやすいです。
禁止するのではなく、具体的な代替え案を提案してあげたほうが、心に響く言葉になります。
例》テレビを見ているときに
×テレビに近づかないで
△テレビから離れて見て
⚪︎テーブルより後ろまで離れてテレビを見て
「NO」ではなく「こんなふうにこうしてほしい」と伝えることができれば伝えやすいですし、こういった言葉を使っていると子供にも少なからずいい影響が出ます。
子供は大人の真似が大好きですからね。
私のしつけの考え方についてはこちらにまとめました。
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まとめ
未就園児は親とずっと一緒にいるし、園児はお昼過ぎから、小学生は夕方から、毎日親と会話しながら過ごします。
子供はなんでもすぐ覚えて取り入れるので、親の使う言葉に少なからず影響を受けるのは言うまでもありません。
もちろん外で聞く衝撃的な言葉は一度聞くだけで印象に残り、ついつい自分の口癖になることもありますので、友人関係も言葉使いに大きな影響を与えていますが、それ以上に親としていい言葉を使っていい影響で上書きしたいところですよね。
外で覚えた汚い言葉を頭ごなしに禁止するのではなく、自分の言葉の癖を見直すチャンスと考えて、いい影響を与えられる言葉を探してみてはいかがでしょうか。
禁止したい言葉は各ご家庭によって価値観が違うので、自分の価値観で決めた方が根拠付けがしっかりできていて説得力が増すと思います。
まずは一日観察して、どんな言葉を使っているか観察するところから始めましょう。
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