サンタさんは本当にいるの?
答えに困ったことはありませんか?
適当に「いるよ〜」と流してしまってもいいのですが、個人的に子供騙しがあまり好きではありません。
そんな私の答え、少し長いですがお付き合いくだされば幸いです。
Contents
サンタさんは本当にいるの?

クリスマスシーズンが近づくと、子供に必ず聞かれる話題ですよね。
「いるよ」と流して、本当はいないと分かったときに息子と私の関係性が崩れる気がして、私はどうしてもごまかすことができません。


ママは会ったことない!と正直に話す
小さなことでも子供に嘘はつきたくありませんので、「サンタさんは本当にいるの?」に対する私の答えは「わからない」です。
あったことがないのに「いるよ」と自信を持っていうのは気が引けます。
私だって子供の頃でさえ朝起きたら枕元にプレゼントが置いてあるだけで、実際に挨拶はおろか、姿を見たこともないのですから。
そのことを丁寧に説明した上で、集中力が持ちそうなら、一般的なサンタクロースに関する話をします
実際のサンタさんのことについて話す
「会ったことはないけど知ってることはあるよ」
とサンタクロースに関する豆知識を話します。
- フィンランドに住んでいるらしい
- フィンランドにはサンタクロース村があるらしい
- 公認サンタクロースを募集しているらしい
- オーストラリアのサンタさんはサーフィンに乗って登場するらしい
こんな感じでサンタさんのことを色々話して、実際にいるかいないかは本人の判断に任せるスタンスを小さい頃からとっています。
ウィキペディアを一緒に見たり、小さいうちはクリスマスに関する絵本を一緒に読んで知識を深めるのも楽しいですね。


クリスマスはどんな日なのかを話す
クリスマスの始まりについても、集中力が持ちそうなら話すようにしました。
昔、外国の貧乏なおうちがあって、年末に年を越せるか困っていた。
そこに通りかかった偉い人が金貨をあげようとして投げ入れたんだけど、その金貨が煙突を通ってたまたま部屋の中の靴下に入ったのがクリスマスのはじまりだよ。
と、クリスマスの起源を噛み砕いて説明します。
なぜ煙突から来るのか、なぜ靴下なのかを納得できて知識になります。
サンタさんを鼻先の人参には使いたくない

私が気をつけているのが、
「悪い子のとこにはサンタさんが来ないよ!」
という脅し文句です。
特に幼稚園児あたりにはあれすごく効き目あるんですよね。
効き目はあっても物と引き換えに大人の扱いやすいだけの行儀のいい子になってほしいとは思わない、というのが私の考え方です。
息子がまだ小さい頃には「鬼から電話」というアプリや「地獄」という絵本を脅しに使うのが流行っていました。
私はやるなら自分でやるけど。


私ハロウィンでも無理レベル…
※ご存知ない方はググってください。
でも現実味のない脅し方は私と息子たちとの関係性においてはあまりしっくり来なくて、それと同じようにサンタさんの存在を脅しに使うのに違和感がありました。
プレゼントをお願いする前に

クリスマスにはサンタさんがプレゼントをくれる日、正解のようで正解でない気がします。
初詣のお参りなど、まずは去年は健康に過ごせましたとお願いを叶えてくれたお礼を言いましょう、と聞いたことがあり、私としてはクリスマスもそういう考え方がいいと思いました。
具体的に私が伝えたことを順を追って説明します。
去年何をもらったか思い出してみよう
去年は何をもらったんだっけ?
もらえて嬉しそうだったね。
これでたくさん遊べて楽しそうだったね。
いいものもらえて良かったね。
クリスマスに関係なく、たまには過去のサンタさんに感謝をしてみるのはいかがでしょうか?
子供は脳が未熟なため記憶にムラがあります。
1年前の事を覚えていないかもしれませんが、少し話題に上げてみるだけでも感謝の仕方が違いますよね。


どこにしまうか考えよう
「クリスマスのプレゼントこれが欲しい!」
そう決まったらどこにしまうかを一緒に考えてみましょう。
保管場所を確保するということは、いただいたものを大切にするという気持ちも育めます。
そのために避けて通れないのが断捨離。
小さい頃から「もう使わない」を判断できるようになると、自立したときに心配が1つ減ります。
とは言えいただいたり、一時期は大切にしていたおもちゃなら、簡単に捨てるのは忍びないですよね。
こんな方法で手放すことを一緒に考えてみてはどうでしょう。
- 児童館に寄付する
- 絵本は図書館に寄付する
- 親戚やお友達に使ってもらう
- オブジェとして飾る
- 保留ボックスを作る
児童館や図書館は地域によっては寄付を受け付けていないところや、状態によっては断られることもありますので、詳しくは最寄りの施設に相談してください。
もしもメルカリなどで売るときは、
「売れるといいね」
よりも
「大切にしてくれるお友達が見つかるといいね」
がおすすめです。
お手紙を書いてみよう
ここまで踏まえた上でお手紙を書いてみると心がこもったものが書き上がるのではないでしょうか?
少なくとも
「プレゼントをください」
だけではなくなるはずです。
字が苦手で鏡文字になってしまっても、そもそも字がまだ書けなくて絵だけでも、絵も難しくて謎の模様でも、それでもサンタさんは子供の手紙を読むのが上手だから大丈夫!
親としても後で見返すのが楽しみになりますので、苦手じゃなければ是非やってみましょう。
サンタさんにお願いするプレゼントは何がいい?

では実際にサンタさんにお願いするのはどんなプレゼントがいいのでしょう?
決まりなんて各ご家庭それぞれですが、うちではこんなイメージです。
クリスマス | 長く使えそうなもの |
お誕生日 | 本人が喜ぶもの |
お年玉 | 使っていい値段を決めて 自分で買うものを決めてもらう |
こどもの日 | お菓子 |
七夕 | 本人の成長に関するもの (本など) |
理由付けがあって考えがブレなければなんでもいいと思います。


毎回この通りにしなくてもOKの緩めのルールですが、ざっくり決めておけば何にしようか困ったときに役立ちますよ
しょうもないもの欲しがった時に「しめしめ」って思ってる。


まとめ
クリスマスはいい子の所にサンタさんがプレゼントを配りに来る日。
ざっくり説明すればそれで間違いではないのですが、物をもらうということに関しては雑に考えて欲しくないのです。
だからプレゼントをくれる理由や背景、プレゼントをもらえた未来のこと、子供であっても深掘りして考えて欲しいのです。
ありがとうがタイミングよく上手に言える、そんな大人になって欲しいと考えています。