分譲マンションを買うときに1番心配だったのが隣人トラブルです。
賃貸マンションと違って何十年も住むことを想定していますし、できればトラブルを回避して平和に過ごしたいですよね。
実は最近隣にお引越ししてきた方がフレンドリーで、対応に困っています。
嫌いとか気が合わないとか苦手とかそういう印象は1ミリもないのですが、お隣さんとは必要以上に仲良くしないと決めているからです。
いろんなタイプの隣人トラブルにあってきた私が思う、引越ししてきてやってはいけないことを7つご紹介します。
私の隣人トラブル体験談
私はそんなにたくさん引っ越しをしたわけではないのですが、結構濃ゆい隣人さんに遭遇する率が高いです。
まずは私の体験した「濃ゆいお隣さん」の体験談からお話しします。
謎の老夫婦
結婚してすぐ住んだUR賃貸のお隣に住んでいるのは老夫婦でした。
感情の起伏が激しく、日によってフレンドリーに挨拶してくれたり無視されたり、ちょっととっつきにくい人でした。
老夫婦といっても見かけたのはご主人だけで、3年住んでいる間ご夫人にはお目にかかったことがありません。
壁が薄いのも手伝ってか、早朝・深夜にかかわらずご主人の怒鳴り声が絶えなくて、ご夫人がとても心配でした。
寂しいおばあちゃん
一方で反対の隣人が一人暮らしのおばあちゃんでした。
フレンドリーな人かと思って仲良くしたらなかなかの曲者でした。
- 場にいない人の悪口が大好き
- 留守にするタイミングをやたら聞いてくる
- ちょとしたことで家に来て上がりたがる
- すぐに自分の家にあげようとする
- 手料理を振る舞おうとしたり、不用品を押し付けようとする
- よくわからない署名を迫られる
ピンポンが鳴るたびにドキドキしちゃうわね。
最終的に「こんなばあさんにならんとこう」の見本市みたいな存在になったわ。
本人は良かれと思ってやっていることが、ちょっとずつしんどくなって段々とできるだけ顔を合わせないように、言葉を交わさないようにしました。
宗教団体に属している
思考は個人の自由、人の信仰に関して何か意見するつもりはありません。
でも勧誘活動されたり何かに巻き込まれるのが怖いんですよね。
親もそうですが、私自身も創価学会の人とのお付き合いで嫌な思いを何度も経験しています。
実家のお隣さんが創価学会の方で、ちょっと距離を置いて怖々とお付き合いしていました。
時間軸が違う
実家のもう一方の隣人は、すごく人懐っこくて可愛らし人でした。
しょっちゅう話しかけてくれたのですが、立ち話が1時間以上続くこともざら。
いい人ではあるものの、いつも忙しくしている母はよく「つかまらないように」と気をつけていました。
特にのんびり屋さんは相手の時間取ってないか注意な。
分譲マンション隣人トラブル回避①挨拶はきちんと!
「引っ越してきました」
の挨拶は大切です。
でもやり方ってご存知ですか?
挨拶のタイミング
挨拶に伺うのは引越しの前日がベスト!
「引越し作業でご迷惑をおかけします。」
と一言あれば印象がずいぶん違います。
時間帯は10時〜17時くらいがベスト。
早すぎたり遅すぎたりはマナー違反です。
不在時にはどうする?
時間や曜日を変えて2〜3回トライしましょう。
それでも不在だった時はお手紙でご挨拶しておくと印象UP。
手土産
手土産は500円程度が相場なようです。
【無難な手土産】
ティッシュ
サランラップ
ゴミ袋
洗剤
私が推したい手土産がダスキンスポンジです。
このスポンジ本当にへたらないし使いやすいんですよね。
3つ入りで大体500円程度なのでドンピシャだし、不在時にドアに引っ掛けておいても問題なし。
我が家もこれ使ってます。
もう他のは考えられへん。
分譲マンション隣人トラブル回避②規約をよく読む
分譲マンションは細かい規約が決まっている場所もあります。
例えばうちのマンションだと
- ベランダでの喫煙
- 戸外へ私物を置いている
- ベランダの手すりに洗濯を干している
規約にはないですが、遅い時間に洗濯機を回したりピアノを練習したり、ディスポーザー(※1)を回したりするのもマナー違反になります。
ルールはみんなが気持ちよく過ごすためにあるものね。
そやねん。意味ないルールはどんどん改定されるからなぁ。
マンションにお住まいならちらの記事もチェック。
※ディスポーザー…排水溝がそのまま生ゴミ粉砕器になっている装置のこと
分譲マンション隣人トラブル回避③家にあげない・上がらない
隣人と仲良くなるとつい家にあげたくなることがあります。
立ち話じゃなんですから、なんてことを一度でもしてしまうとキリがありません。
お隣さんとは特に一線を引いたお付き合いをしておかないと、トラブルになった時に逃げ場が無くなってしまいます。
家にあげないためには、相手の家に上がらないこと。
私もUR賃貸の時のフレンドリーなおばあちゃんの家に1回上がってしまってからやたら距離詰められたわ。
ドア開けたら、普通に玄関に入ってくるようになってん。
されてやなことはしない、が人間関係の基本ね。
断りにくければはっきりと「よそ様のおうちには上がれません」と宣言してしまうのもいいかと思います。
分譲マンション隣人トラブル回避④おすそ分けのお礼
「おすそ分け」というのはあまりものを分けることから始まったもので、本来はお礼が不要とされています。
もらった方は「何かお礼を」と焦ってしまいますが、あげた方はおそらくお礼が欲しくて渡しているのではありません。
お礼をしたいのなら気を遣わせないようにさりげなくお礼をするのがマナーです。
- 田舎から送ってきた果物や野菜
- 旅行した時のお土産を渡す
- 買いすぎてしまったから、と渡す
など、遠慮なく受け取ってくれそうなものが良いでしょう。
人によって考え方は様々で、数回に1度のお礼にとどめたり、ものではなく「おいしかった」「家族でいただいた」など、心のこもったお礼をするなどの方法があります。
わざわざ買ったんじゃないですよアピールな。
逆におすそ分けが迷惑だと感じたら、高価なものをお礼として渡し「気を遣わせてしまった」と思わせる方法があります。
もしもしょっちゅう好みではない貰い物をされて困っているなら、一度試してみてはいかがでしょうか。
分譲マンション隣人トラブル回避⑤聞いていいのは家族構成まで
お隣さんとの距離感を間違わないために、深入りするのはあまりお勧めできません。
聞くのは家族構成など、必要最低限にしておいた方が良いでしょう。
【やめておいた方が無難な話題】
・大人の年齢(子供は問題なし)…隣人じゃなくても積極的に聞かない方がいい
・収入に関すること…聞く意味がないし聞かれると不快
・職種…人によっては不快になることも
無理に会話を引き伸ばす相手ではないので、会話がなくなったら切り上げて「さようなら」でいいのではないでしょうか。
聞く必要性がないことをその時にいちいち聞かなくても、会う機会は多いですから。
無難な会話が苦手な人はこちらの記事を。
分譲マンション隣人トラブル回避⑥ベランダの使い方に注意
マンションの管理理事に参加したことがあるのですが、住人から毎回たくさんのトラブルが寄せられていました。
特にベランダの使い方によるトラブルが尽きませんでした。
ベランダからの悪臭トラブル
規約で「ベランダで喫煙してはいけない」と決まっているものの、規約を読まずにベランダで喫煙している人が少なからずいます。
非喫煙者からすると、洗濯物にタバコの匂いがつくのは不快なんですよね。
喫煙者がベランダから吸い殻を捨てて、1階の人が困るケースも多々ありました。
1階の人、赤ちゃんがいたら吸い殻の誤飲が心配になっちゃう。
加害者でも被害者でもないから、どっちの気持ちもわからんでもない。
タバコでなくても、例えばゴミをベランダに溜める人もいて、あまりにたくさん溜め込むと近隣のベランダにもいやな匂いがしてしまいます。
ベランダは占有部分ではなく共有部分なので、近隣に迷惑がかかる使い方はやめておきましょう。
掃除のトラブル
ベランダは排水が2軒に1箇所しかないケースが多く、掃除のときに水の流し方で排水溝がある側の家が不快に感じてしまうことがあります。
【排水溝のないお家「Aさん」とあるお家「Bさん」の話】
Aさんは掃除が大好き。
ベランダの埃やゴミを水で流して、ベランダの排水溝に勢いよく流して掃除するのが日課でした。
一方Bさんのベランダにはしょっちゅう砂まじりの汚い水が流れてきたせいで排水溝が詰まってしまいました。
腹をたてたBさんは、ベランダの溝にスポンジを置いて止水し、Aさんのベランダから流れてくる汚い水を排水できないようにしました。
この話を客観的に聞くとどっちもどっちなのですが、当事者はお互いに相手が悪いと言っていました。
Aさんの掃除の仕方もどうかと思うけど、スポンジ置くて大人げなくない?
こういう時に相談するために管理組合があるんだよね。
スポンジ置く前に相談したらいいんじゃない?
一度トラブルが起きて印象が悪くなると、些細なことで喧嘩になってしまったり、顔を合わせるたびにお互いが気まずくなったり、住み心地が悪くなるのは言うまでもありません。
直接顔を合わせず間に誰かに入ってもらえば印象の悪化も最小限で済むので、ひとりで悩まず相談するのがいいでしょう。
分譲マンション隣人トラブル回避⑦時間泥棒をしない
自分の時間軸と相手の時間軸はおそらく違います。
1時間立ち話してても困らない人もいれば、5分でも時間がもったいないと感じる人もいます。
楽しくなって話が長引くこともあるかもしれませんが、あまり長い間引き止めて立ち話をするのは、もしかしたら迷惑なのかもしれません。
分譲マンション隣人トラブルは事前に避けた方が楽!
マナーや規約を勉強していても、残念ながら無駄になるほど価値観や時間時間の違う人が隣に住んでいることも少なくありません。
もしも今から引っ越すなら、隣にどんな人が住んでいるのかが気になって仕方ないでしょう。
そんな人におすすめなのが、事前に隣人や近隣の情報を調べてくれる「トナリスク」です。
・近隣への聞き込み
・現地調査
・警察や役所からの情報収集
の3つの調査でトラブルになる要素がないか事前にしらべてくれることができます。
トラブルになってからでは費用も時間も莫大にかかりますが、事前にトラブルを回避できれば無駄がありませんよね。
一生に一度歩かないかの大きな買い物なので、一番生活の肝になるであろう人間関係はしっかり調査しておきましょう。
30分相談してから検討してもOK!
断っても変に勧誘されへんから気軽に相談してみ。
最後に〜ちょうどいい距離感を分かっておく
隣人トラブルのほとんどは、距離感を間違った事によるもの。
挨拶をして最低限の友好関係を築くことは必要ですし、かといってフランクな友達になってしまうと後々トラブルになりかねません。
家に上がったりあげたりしてしまうと、線の引き所がわからなくなってしまうためお勧めできません。
常に配慮や気遣いをできるようなちょっと離れた間柄が、住み心地を悪くしないためのコツです。
細く長いお付き合いができるように、普段から距離の取り方を意識しておきましょう。
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